その境界を越えてゆけ の商品レビュー
図書館にて。 どの内容もよかったが、冒頭の桐野夏生と小池真理子の対談が良かった。 強さを持つ言葉を紡げる女の人が好きだ。 「あの日の電話」近藤史恵、「いちご」寺地はるなもすごく良かった。
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+++ 「物語の力が、私たちを少しだけ前に進ませてくれる」 +++ 世界中にはびこるさまざまな境界。たとえばジェンダー、たとえば人種。積もり積もった差別の実態は、一朝一夕に乗り越えられるものではない。境界線のこちらとそちらには、想像を絶する格差があったりするものである。そんな不...
+++ 「物語の力が、私たちを少しだけ前に進ませてくれる」 +++ 世界中にはびこるさまざまな境界。たとえばジェンダー、たとえば人種。積もり積もった差別の実態は、一朝一夕に乗り越えられるものではない。境界線のこちらとそちらには、想像を絶する格差があったりするものである。そんな不毛な境界を、物語世界で越えて行こうという試みである。極個人的には、この雑誌的な作りは、何となく集中できない気がして苦手ではあるのだが、内容自体は興味深く読める一冊ではあった。
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【収録作品】「私たちを後押ししたのは徹底的な“怒り”の感情だった」 桐野夏生 小池真理子述/「どうしてみんな生きづらい? それでも生き抜いていくための、いくつかの方法」 辻村深月 大槻ケンヂ/「わたれない」 彩瀬まる/「あの日の電話」 近藤史恵/「隣のビル」 津村記久子/「いちご...
【収録作品】「私たちを後押ししたのは徹底的な“怒り”の感情だった」 桐野夏生 小池真理子述/「どうしてみんな生きづらい? それでも生き抜いていくための、いくつかの方法」 辻村深月 大槻ケンヂ/「わたれない」 彩瀬まる/「あの日の電話」 近藤史恵/「隣のビル」 津村記久子/「いちご」 寺地はるな/「日本最後の小説」 似鳥鶏/「競わせる女」 古内一絵/「ラクパ・ナワンの噓」 宮内悠介/「出張! 本屋でんすけにゃわら版」 イミンギョン すんみ 小山内園子 谷澤茜述. /「境界線に雪は降る」 ぬまがさワタリ/「出張版野性歌壇」 加藤千恵 山田航/「あんまりスウィートではない『SWEET MEMORIES』」 佐藤亜紀/「ダメじゃないんじゃないんじゃない」 はらだ有彩/「私たちを少しだけ前に進ませてくれる3冊」 タカザワケンジほか/「食う寝る処にファンダンゴ」 王谷晶/「昨日星を探した言い訳」 河野裕/「夢のいる場所」 こざわたまこ/「魔法を描くひと」 白尾悠/「忘らるる物語」 高殿円/「翡翠色の海へうたう」 深沢潮/「いいとしを」 オカヤイヅミ
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