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農業ビジネスveggie(Vol.28 2020冬号) の商品レビュー

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2020/08/28

長く中国に住んで、久しぶりに東京で生活して、一番感心したのは、世界各国の料理が食べられると言うことだ。 中華料理やラーメンや餃子は、中国では味わうことができないほどの多様性を持ち美味しい。実にこだわりがあり、そのこだわりが一つの文化;日本風中華料理を作り上げている。 中国のように...

長く中国に住んで、久しぶりに東京で生活して、一番感心したのは、世界各国の料理が食べられると言うことだ。 中華料理やラーメンや餃子は、中国では味わうことができないほどの多様性を持ち美味しい。実にこだわりがあり、そのこだわりが一つの文化;日本風中華料理を作り上げている。 中国のように単純に油で強火でいためて料理するという料理法は、チカラで野菜をねじ伏せて食べているようだ。大きなタンクの油(20リットル)を1ヶ月1家族で1本食べてしまうとは恐ろしい。スープの中にも油を入れてしまう。おかげで、中国は大豆に関しては自給率が20%を下回る状況になっている。 イタリア料理、フランス料理にしても、出てくる野菜が多様であり、新鮮なのだ。スーパーに行けば、様々なスプラウトがあり、ブロッコリーのスプラウトはスルフォラファンがあり、その成分は抗がん効果があり、免疫力を高めると言う話である。金沢や京都や山形では、日本の伝統野菜も見直されている。 そのような世界各国と日本各地の料理の野菜を支えているのは、やはり日本の優れた農家の技術によってである。随分と日本の野菜事情がわからなくなっていると思って、「農業ビジネス Veggie ベジ 売れる野菜2020 」を購入した。なるほど、こんな風に変化しているのかと驚いた。 2020年の新品種や新商品を紹介しているのだが、野菜が実にカラフルなのだ。このカラフルさは、食卓の彩りだけでなく、野菜の持つ機能性を重視している消費者の要求にマッチしている。サプリメントを摂るなら、日頃から食べる野菜でとればいいと言う風潮もあると思われる。 よく考えて見ると、野菜とはスプラウトやベビーリーフやハーブは生で食べるものは目先が変わっても、取り入れられやすいが、料理する野菜は食べ方がわからないと購入しないところもある。野菜に対する考え方は、保守的なのだ。 東糀谷の古民家カフェヨイチで、ヨルダン料理の講習会に参加して、初めてモロヘイヤの食べ方を知った。野菜とは、やはり、料理法と重ね合わせて普及されるものだと思った。 カラフルな野菜の機能性;抗酸化力は、今後も大きなトレンドになると思った。 日本の野菜が面白くなっている。

Posted byブクログ