ダークナンバー の商品レビュー
背景のテーマが非常に興味がそそられるものだったが、作中であまり掘り下げられず、サスペンスの型にハマりすぎているような印象。捜査の描写は具体的でとても引き込まれる。
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結構長い話なんですが、中だるみがなく最後まで緊張感を保っている。事件の全容が見え始めるあたりからは一気に読めます。 主人公を警察サイドのプロファイラーとテレビ局の事件屋の2人にしているところが構成の妙です。面白かった。
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あらすじ 警視庁分析捜査官の渡瀬敦子。ひったくり事件と連続放火の事件を追っている。テレビ局で記者の復帰を狙っている土方は敦子の同級生。敦子は外見を理由にいじめを受け、相手を罠に陥れた。作戦が失敗に終わるところを助けたのが土方だった。二人はまたも協力し合い、真犯人を見つけようとす...
あらすじ 警視庁分析捜査官の渡瀬敦子。ひったくり事件と連続放火の事件を追っている。テレビ局で記者の復帰を狙っている土方は敦子の同級生。敦子は外見を理由にいじめを受け、相手を罠に陥れた。作戦が失敗に終わるところを助けたのが土方だった。二人はまたも協力し合い、真犯人を見つけようとする。ひったくり、放火、無関係だと思われていた被害者の中に共通するものがあった。亡くなった人たちは、過去がはっきりせず、それぞれ九年程前から経歴がはっきりしているのだった。また中国にルーツがあることも伺え、密輸入を疑う。 面白い作品だった!骨太。スピーディ。主人公達は若手の女性たちだけど、すごい勢いで仕事している。周りを巻き込みながら。作者はテレビ番組制作にも携わっているからか、テレビ局のディテールもしっかり書き込まれているし、警察のことも本格的。事件もスケール大きくなっているけど、これまえの伏線ばっちり回収されていて、最後まで楽しんだ。
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なんとも不思議な感じがする作品。 刑事と記者が幼馴染で、互いに協力して事件を解決していく・・・と言ったら、なんとなくありそうな話にも思えるんですが、事件解決の手法に難題が??? 刑事は、警視庁捜査支援分析センター(SSBC)の係長警部で、プロファイラー。そのプロファイリング技...
なんとも不思議な感じがする作品。 刑事と記者が幼馴染で、互いに協力して事件を解決していく・・・と言ったら、なんとなくありそうな話にも思えるんですが、事件解決の手法に難題が??? 刑事は、警視庁捜査支援分析センター(SSBC)の係長警部で、プロファイラー。そのプロファイリング技術を駆使して、次の事件をある意味し向けるんですよねぇ。見えないおとり捜査とでも言うのでしょうか?その過程で、記者も、記者の領域を踏み越えて幼馴染の警部とタッグを組んでいるという。なんとも不思議な感じです。 SSBCの警部は、アラサーの美貌の女性という設定。美貌の警察官というと、姫川玲子を思い出しますが、彼女とも違う感じです。まぁ、過去に暗い思い出があるという事は共通しているのかもしれませんが。 シリーズ化されて、次の作品もあるようです。読んでみたいです。
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東京で連続放火殺人事件が発生。警視庁分析捜査係の渡瀬敦子はプロファイリングを元に捜査するが、犯行予測を外してしまう。一方、東都放送の土方玲衣は、同級生の敦子を番組で特集しようと企てる。より注目を集めるため、同時期に起きた埼玉の連続路上強盗致死傷事件を調べた玲衣は、二つの凶悪犯罪を...
東京で連続放火殺人事件が発生。警視庁分析捜査係の渡瀬敦子はプロファイリングを元に捜査するが、犯行予測を外してしまう。一方、東都放送の土方玲衣は、同級生の敦子を番組で特集しようと企てる。より注目を集めるため、同時期に起きた埼玉の連続路上強盗致死傷事件を調べた玲衣は、二つの凶悪犯罪を結ぶ“あり得ない線”に気づく。協力し始めた二人が執念の捜査で辿り着いた「存在しない犯人」とは。
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マスコミ、そして警察。臨場感が凄い。どちらの業界も実際のところは知らないが。 連続してひったくりと連続放火事件。それぞれ場所も異なるがどこに繋がりが? そして、その目的は? 読み応え十分でした。 このちょっと変わった相棒.続編も楽しみである。
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分析捜査官という立場の主人公が、旧友のジャーナリストとともに巧妙に偽装された殺人事件の真相に迫るサスペンス。冷静な分析で、犯人像に迫る主人公捜査官。この主人公の持つ影の部分が物語に深みを与えている。終盤明らかになる事件の背景は、リアルの世界が抱える社会問題ともリンクしている。また...
分析捜査官という立場の主人公が、旧友のジャーナリストとともに巧妙に偽装された殺人事件の真相に迫るサスペンス。冷静な分析で、犯人像に迫る主人公捜査官。この主人公の持つ影の部分が物語に深みを与えている。終盤明らかになる事件の背景は、リアルの世界が抱える社会問題ともリンクしている。またパートナーとして登場するジャーナリストの計算しつくされた言動も物語の展開のテンポを良くしている。二人の関係も陰と陽と対照的で絶妙。続編もあるらしいので、期待したい。
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警察の分析官と放送局の元記者がお互いのプロフェッショナルに徹した仕事をすることで、お互いを補完しつつ犯人を追い詰めていく。 このコンビの活躍をこれからも読みたいと思った。 一気読み小説
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文庫化。 青春ミステリの作者というイメージが強かったので、最初は主人公が社会人だったことに違和感w ふたつの事件が交錯してからの展開は面白かった。
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東京で連続放火殺人事件が発生。警視庁分析捜査係の警部・渡瀬敦子(わたせ・あつこ)はプロファイリングを元に捜査を進めるが、犯行予測を外してしまう。一方、東都放送の土方玲衣は、記者復帰を目指して、元同級生の敦子を番組で特集しようと企てる。より注目を集める構成にするため、同時期に起きて...
東京で連続放火殺人事件が発生。警視庁分析捜査係の警部・渡瀬敦子(わたせ・あつこ)はプロファイリングを元に捜査を進めるが、犯行予測を外してしまう。一方、東都放送の土方玲衣は、記者復帰を目指して、元同級生の敦子を番組で特集しようと企てる。より注目を集める構成にするため、同時期に起きていた埼玉の連続路上強盗致死傷事件を調べた玲衣は、二つの凶悪犯罪を結ぶ「あり得ない線」に気づく。次第に協力しはじめた二人が執念の捜査で辿り着いた「存在しない犯人(ダークナンバー)」とは? 初めて読む作家の作品。舞台となる土地の描写が細かく、それだけで読ませる。犯罪そのものは、ウームというところ。
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