わかる公衆衛生学・たのしい公衆衛生学 の商品レビュー
学生でもなんでもない私が読んで楽しんだ本です。章ごとにおすすめの関連本が紹介されていて、それら全てを読もうとは思わないですが、普通に理系の面白そうな本を選ぶツールになると思いました。 公衆衛生学という言葉で、普通の人は手に取らないかもしれませんが、病気を治すために、世界中でどのよ...
学生でもなんでもない私が読んで楽しんだ本です。章ごとにおすすめの関連本が紹介されていて、それら全てを読もうとは思わないですが、普通に理系の面白そうな本を選ぶツールになると思いました。 公衆衛生学という言葉で、普通の人は手に取らないかもしれませんが、病気を治すために、世界中でどのように研究がすすんで現在にたどり着いたのか、今なら笑ってしまうような原因を考えていた事や迷信により研究が遅れた事、公害がなかなか公表されなかったために沢山の犠牲者が出てしまったこと、ハンセン病への無理解に苦しんだ人々の事など、確かに小中学校の教科書でもまなんだような事が、もう少し詳しく書かれていて、とても興味深く読みました。 感染症の事ももちろん書いてあり、誰か一人でも無理解な人がいるだけで、収束は不可能。社会の構成員、全ての人が対処しなければ、本当の意味で、その病を克服する事はできないのだから、世界中の国が協力しなければ、コロナも収束しない、と思う。 世界史好きの人はきっと楽しめると思います。紹介されている本を読むのが楽しみだわ(^^)
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ごちゃごちゃしていないシンプルな説明。特に第10章のスクリーニング、第14章のヘルスプロモーションは手持ちの参考書より分かりやすかった。 スクリーニングは胃がん検診を例に感度、特異度、偽陽性、偽陰性、有病率などの説明と検査の精度を上げるにはどうすべきかが書かれていた。これらを踏まえてPCR検査のあり方を素人の私も考えていきたい。多くの人が受けるべきなのか。 報道で色んな数字が出てくるがそれらを正しく解釈するようになりたい自分の助けになる一冊 検査結果に限らず何事も100%正しいはないと思っているので、非感染者が受けて陽性になるリスクへの理解も必要と思った。
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