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夢十夜(文庫版) の商品レビュー

4.4

9件のお客様レビュー

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2023/09/15

夢十夜という、湯河原にある同名の本をコンセプトにしたリノベーション旅館で読んだ。 漫画版だが、明治時代の小説を読み解く余力もない今の自分にはこれくらいでちょうどいい感じだった。小説版も読んでみたいけど、いつになるかな…。そのうちね。

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2023/07/27

まだまだ理解出来てない部分が多い 短いのに内容が詰まりすぎてる もっと夏目漱石の作品を読まないと理解できないんやろな

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2023/04/25

漱石の原作も昔読んでいるし、このマンガもネット上に上がっていた時に既読(書き下ろしの十一夜除く)。それでもこの文庫版で読みなおすと近藤ようこさんの世界が広がる。近藤さんの原作物は元の作品をうまくマンガ化していて原作理解の助けにもなる。

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2022/12/23

この本、読んだ事なかったけど、第一夜の三夜は、何かで読んだ事があって知ってた。好きな話。 さすが夏目漱石ともなると、知らず知らずのうちに触れてるもんなんだなーー。 あとは、第七夜が好き。 来月の読書会課題本として読んだけど、どんな会になるんだろう…。 明確なオチとかある話でもな...

この本、読んだ事なかったけど、第一夜の三夜は、何かで読んだ事があって知ってた。好きな話。 さすが夏目漱石ともなると、知らず知らずのうちに触れてるもんなんだなーー。 あとは、第七夜が好き。 来月の読書会課題本として読んだけど、どんな会になるんだろう…。 明確なオチとかある話でもないので、みんなどんな風に受け止めるのかとか、どう簡素を持つのか、聞いてみたい。

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2022/10/18

漱石版シュールレアリズム。無意識下の脈絡のない感覚が、夢の追体験のようです。この時代にこの作風は新しい!

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2022/03/10

2022.2.6市立図書館 →2.9購入 (岩波書店から2017年に出たハードカバーを借りたが、ブクログに見当たらないようなのでとりあえず岩波現代文庫版の方で登録) 夏目漱石『夢十夜 他二篇』を底本に、漫画化。第一夜〜第八夜までは2016年に岩波書店ウェブサイトに掲載、第九夜、第...

2022.2.6市立図書館 →2.9購入 (岩波書店から2017年に出たハードカバーを借りたが、ブクログに見当たらないようなのでとりあえず岩波現代文庫版の方で登録) 夏目漱石『夢十夜 他二篇』を底本に、漫画化。第一夜〜第八夜までは2016年に岩波書店ウェブサイトに掲載、第九夜、第十夜は描き下ろし。 海外にいたころ読むものに飢えて、大学図書館にたまたま揃っていたトーマス・マンや漱石の全集を端から読んでいたが、この作品は未読だった。心の深いところを覗き込むような、まさに夢日記のようなとりとめのなさ、こんな不思議な短編集ならもっと早く手に取ればよかった。 文庫版にはさらに描き下ろしの第十一夜、これもちょっとメタな雰囲気でよかった。

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2021/02/01

原作の雰囲気をよく捉えていると思った。原作はクラシックな幻想譚という趣だが、そのまま現代的な感覚にするとホラーになりかねないのをうまくドライなちょっと不思議な話に着地させている。この静かなかんじがとてもいい。原作の稠密な印象と、この版のどことなくすっきりした静寂感と、それぞれ面白...

原作の雰囲気をよく捉えていると思った。原作はクラシックな幻想譚という趣だが、そのまま現代的な感覚にするとホラーになりかねないのをうまくドライなちょっと不思議な話に着地させている。この静かなかんじがとてもいい。原作の稠密な印象と、この版のどことなくすっきりした静寂感と、それぞれ面白く読めると思う。

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2020/08/24

漱石の「夢十夜」をマンガ化したもの。原作の幻想的な雰囲気を醸し出すイラストだ。岩波現代文庫版には、オマージュ「第十一夜」が最後に付いていて、あとがきに相応しい作品だった。

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2020/05/28

近藤ようこによるコミック版『夢十夜』が 文庫化されていたことを遅れて知り、 急いで買った(別に慌てる必要はなかったが……)。 描き下ろし一編が追加されているのでラッキー! と思ったが、なんとなく、 コンパクトサイズなのがもったいない気がした。 いや、でも、“夢十一夜”になっていて...

近藤ようこによるコミック版『夢十夜』が 文庫化されていたことを遅れて知り、 急いで買った(別に慌てる必要はなかったが……)。 描き下ろし一編が追加されているのでラッキー! と思ったが、なんとなく、 コンパクトサイズなのがもったいない気がした。 いや、でも、“夢十一夜”になっていて、 お得だからよしとしよう。 原作は何度も読んだが、印象の度合いが一編ごとに異なり、 「はいはい、お馴染みのアレ」と 感じもすれば(第一夜、第三夜、第六夜など) 「えっ、こんなエピソードがあったっけ?」と ギクッとする瞬間もあって、 記憶のいい加減さを棚に上げて、 それがこの連作の、 あるいは近藤氏の絵が持つ不思議な力だと思うことにした。 描き下ろし「第十一夜」には、 まるで自分の頭の中を覗かれたかのようでヒヤッとした。 自宅への帰路を見失って道に迷い、泣きたくなる…… だなんて(苦笑)。 あるいは誰もが、こんな夢を見た経験があるのだろうか。 『夢十夜』本体全文が掲載されている 「日本表象文化論」講義録、 漱石とフロイトが同時代人である点を指摘した、 高山宏『夢十夜を十夜で』を再読したくなった。 https://booklog.jp/users/fukagawanatsumi/archives/1/4904702301

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