山岳捜査 の商品レビュー
面白い! 想像をはるかに上回る読後感。 読みやすいし、登場人物の個性も立っていて魅力的。ストーリー展開もテンポ良くて、長編なのに最後まで飽きさせない。 きっと作家さんとの相性良いのだろう。 ほかの書籍も読んでみよう。
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長野県の山岳遭難救助隊の桑崎が発見した死体は遭難者か?他殺死体か? 鹿島槍ヶ岳周辺の急峻な山の中で繰り広げられる物語。 自分も登った事のある五竜岳から八峰キレットの岩稜を思い出しながら読み進めました。 迫力ある展開ながら、被害者が誰なのかなかなか複雑で、結局何のためにそこまで複雑...
長野県の山岳遭難救助隊の桑崎が発見した死体は遭難者か?他殺死体か? 鹿島槍ヶ岳周辺の急峻な山の中で繰り広げられる物語。 自分も登った事のある五竜岳から八峰キレットの岩稜を思い出しながら読み進めました。 迫力ある展開ながら、被害者が誰なのかなかなか複雑で、結局何のためにそこまで複雑な事件が起きたのか分からなくなってしまった。
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山岳、警察、ミステリ、冒険と様々な角度から楽しめるよく練り込まれたとても良い作品でした。 推理小説としてのホワイダニットよりタイトル通り山岳救助隊として刑事事件に巻き込まれていく中での様々なストーリーが面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
葉室麟さん亡き後、よく読んでいる作家の一人・笹本稜平さんの最新作。 私が彼の作品を読みだした日が浅いせいかも知れないが、笹本さんは警察小説と山岳小説の優れた書き手だとばかり思っていたが、昨日から読みだした2013年に発行された「遺産」という小説の作者紹介では、文筆活動のスタートは「海運分野を中心にフリーライターとして活躍」と書かれていた。 しかしこの本では、私がお気に入りの警察小説と山岳小説の醍醐味を一気に味わうことが出来る。 二人の女性が、ある時を境に名前を入れ替えたという設定には少し疑問を感じるが、迫力満点の作品であることは間違いない。
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図書館で借りた本。後立山連峰で遺体発見から始まる殺人事件。山岳救助隊と共に遺体回収を挑むが雪崩発生。事件の捜査、山岳の厳しさをミックスした小説で山好きは興味惹かれるかも。ミステリーとしては、イマイチかな。
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作者さんの2大作風がミックス、越境捜査+山岳小説のストーリー。山のすばらしさ、山岳捜査隊の献身を越境捜査のテイストが損なっている。さっさと読了。
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タイトル通り山岳救助隊が事件に遭遇し捜査する話。 雪山の臨場感はさすがだが、その分事件の顛末が二の次になってしまった感。 [図書館・初読・3月19日読了]
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山登りの経験や知識があればもっと楽しめたのかもしれませんが、何も分からずに読んでも山の厳しさが伝わってきました。警察小説としても面白く読みました。
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長野県警山岳遭難救助隊の桑崎は鹿島槍から下方の谷で不審な三人組のパーティを目撃する。その後その場所で女性の凍結死体を発見。しかし、遺体を回収直前に雪崩に流される。殺人事件として捜査本部が立ち上がるが、捜査線上に国会議員を目論む資産家が浮かび県警上層部が消極的になる。更に三人組のパ...
長野県警山岳遭難救助隊の桑崎は鹿島槍から下方の谷で不審な三人組のパーティを目撃する。その後その場所で女性の凍結死体を発見。しかし、遺体を回収直前に雪崩に流される。殺人事件として捜査本部が立ち上がるが、捜査線上に国会議員を目論む資産家が浮かび県警上層部が消極的になる。更に三人組のパーティが遭難死、失踪したはずの資産家の娘の存在。事件としては単純だったが、政治的な思惑も絡みその糸を一つ一つ解しながら捜査一課の富坂と桑崎が真相に迫るミステリーだった。救助隊副隊長の八木の男気、ヘリの機長の山上の勇気に感銘。
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ミステリーのプロットは今一つだったが、山岳遭難救助や長野県警というローカル警察というリソース不足の中での捜査過程が丹念に描かれていてとても良い出来で十分楽しめた。
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