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超難関中学のおもしろすぎる入試問題 の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2021/01/20

いよいよ「受験シーズン」ということで、以前から少し気になっていた本書を読みました。 どうしても「暗記」という印象が強い中学受験。社会や理科は勿論、国語や算数も「解き方を暗記」することで乗り切るべき、という風潮を(自分の経験としては)記憶していましたが、昨今の事情はどうやら違う(学...

いよいよ「受験シーズン」ということで、以前から少し気になっていた本書を読みました。 どうしても「暗記」という印象が強い中学受験。社会や理科は勿論、国語や算数も「解き方を暗記」することで乗り切るべき、という風潮を(自分の経験としては)記憶していましたが、昨今の事情はどうやら違う(学校もある)ようです。 本書ではいわゆる「難関校」とされる有名校の入試問題が各種取り上げられていますが、単純な暗記ではなく、日頃から生活のなかで日本の伝統的な暮らしや文学作品や芸能、ニュースをはじめとする時事問題を知っておくことに加え、社会の動きをその背景を含めて想像し考える力が必要だ(そういう能力のある生徒を学校が求めている)ということが分かりました。 自身の勤務校も(一問だけですが)取り上げられていて少しホッとしました。 これからの大学入試改革や2024年の学習指導要領改訂をふまえて中学入試はますますただの「暗記」だけでは対応できなくなってゆきますし、出題されるテーマをみれば「現代社会の鏡」であるという筆者の指摘にある通り、私自身も(中学受験をさせるかどうかは別として)子どもを育てる親として、広く社会にアンテナを張っている家庭環境が必要なのだな、と改めて考えさせられました。

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2020/02/16

一見「なんだこの問題!?」と思うようなものも、その出題背景や学校の意図がわかるとどれも納得できるものですね。 慶応の食事マナー問題(?)や文学・文芸の問題なんかは「あーいかにも!」と勝手に納得しました。 自分も(その当時では)入試問題がかなり独特な学校を出てるので、独自性の強い...

一見「なんだこの問題!?」と思うようなものも、その出題背景や学校の意図がわかるとどれも納得できるものですね。 慶応の食事マナー問題(?)や文学・文芸の問題なんかは「あーいかにも!」と勝手に納得しました。 自分も(その当時では)入試問題がかなり独特な学校を出てるので、独自性の強い出題で学校のカラーに合うか否かふるいにかけてるよねぇと懐かしさもおぼえつつ楽しく読みました。 それにしても今の受験生は大変! 一昔二昔前よりもはるかに多角的な能力が求められてる…でもその頃からコツコツ鍛えてればその先の礎になる地力が盤石!!がんばれ~

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2020/02/13

ダヴィンチのサイトで存在知り、購入。 各学校の問題の多様さに素直を驚くとともに、その背景の意図に関する説明に頷かずにいられなかった。まさに社会を写す鏡だよな、と。 問題について考えながら読んでたが、ときどきあれ⁉︎間違えてる…というところがあり、一般的な知識については定期的に確認...

ダヴィンチのサイトで存在知り、購入。 各学校の問題の多様さに素直を驚くとともに、その背景の意図に関する説明に頷かずにいられなかった。まさに社会を写す鏡だよな、と。 問題について考えながら読んでたが、ときどきあれ⁉︎間違えてる…というところがあり、一般的な知識については定期的に確認必要と感じた。そして代表的な文学をちゃんと読めていないと痛感させられた。

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2020/02/08

中学受験終わってから読んでますが、まあ出題する方も解く方も、ようやるわーというのが正直な感想。さすがに大人なので、大人の常識は解けるけど、教養問題がほとんど解けないので、教養無いです。。マジで小学生大変なんだなと思います。 受験の足しにはならないと思うので、普通に過去問にお金使っ...

中学受験終わってから読んでますが、まあ出題する方も解く方も、ようやるわーというのが正直な感想。さすがに大人なので、大人の常識は解けるけど、教養問題がほとんど解けないので、教養無いです。。マジで小学生大変なんだなと思います。 受験の足しにはならないと思うので、普通に過去問にお金使った方が良いかと。読み物としては面白いと思います。

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2020/01/23

<目次> 第1章  開成・灘が求める「知識」 第2章  麻布・渋幕が求める「思考力」 第3章  慶應が求める「教養」 第4章  時事問題が求める「大人の常識」 第5章  戦争問題が求める「読み取る力」 <内容> 昨今の私立中学入試問題を紹介した本。著者は慶應卒の私塾の創設者。驚...

<目次> 第1章  開成・灘が求める「知識」 第2章  麻布・渋幕が求める「思考力」 第3章  慶應が求める「教養」 第4章  時事問題が求める「大人の常識」 第5章  戦争問題が求める「読み取る力」 <内容> 昨今の私立中学入試問題を紹介した本。著者は慶應卒の私塾の創設者。驚くような難問はなく、大人の範囲なら常識的なものが多かったが、現代的なテーマが多く、時事問題への興味・関心が求められる。電車の広告の日能研の問題のように。「四角い頭を丸く」するほどではない(文系の問題ばかりなので)、「クイズ王」になる必要はあるだろう。

Posted byブクログ