後宮の花は偽りを隠す の商品レビュー

天城智尋(著者)

2023/12/17

人の心の内がわかるかのように偽りを見抜き、「心見の妃」と呼ばれていた後宮の妃嬪の亡骸が後宮で見つかった。第一発見者になった女官・蓮珠は、国の平和と妃嬪が隠し続けてきた秘密を守ために死の真相を探ろうとする。なかなかに重たくて切ない話だった....。
それにしても、蓮珠はこんなにぐずぐず弱かったっけ....と思っちゃった巻ではある。皇帝からはっきりと「(妃になるのを)許す気はない」とも言われ、本来選択肢になりえるはずのないものを選択肢として考えてしまったことも、選択肢として提示された際に容易に選べそうにないことも重しでしかない。まだしばらくぐずぐずしそう。ブーメランだなぁ。

2023/03/10

#読了 今回は皇后の身代わりをしているという秘密が関係しているためか、官吏としての蓮珠の活躍は随分控えめ。皇帝からはっきりと翔央の妃にはしないと言われてしまって、これから二人は幸せになれるのかドキドキする。それにしてもお兄ちゃん、弟のこと大好きすぎでは……それは蓮珠も同様だけれど、蓮珠にも秘密がありそうで次巻が楽しみ。とはいえ、この巻は少し盛り上がりに欠けている気がしてちょっとがっかりだった。

2021/12/16

男装の麗人范才人の死の秘密．これを調べる過程で蓮珠と翔央の関係も少しずつ確かな物になっていくようだ．皇帝の思惑は相変わらず不穏で二人の未来が心配だ．

2021/05/25

相変わらず表紙がとても綺麗。翔央とは普通に思いが通じ合ってて、そっち方面でのドキドキはあまりない。結構不穏な雰囲気出てるけど、続きが出るまで詳細を覚えて居られるかが一番心配。

2021/04/29

2021/04/29 読了。

図書館から。

前の館の終わりもうろ覚えだったので、
両想いになっているんだっけ？とちょっと不思議な感覚で読んでしまっていた…。

氾才人、案外あっさりと退場されまして…。
なんか凄い人なのかと思ったけれど、あれま。

家族と恋人、どっちとるかってことですね。

2020/07/12

皇帝の見ている未来がどこにあるのか、そして蓮珠の秘密がどう絡んでくるのか、次巻を読むのが怖くもあり楽しみでもある。その時がきたときに蓮珠がどんな選択をするのか、知りたいようなまだ知りたくないような。今はただ翔央と蓮珠に幸あれと思うのみである。