黒と白のはざま の商品レビュー
トム・ジャクソン・マクマートリーと、リック・ドレイクを中心人物とする、法廷小説。シリーズとなっており、前作「プロフェッサー」に続く2作目が本作となる。 構成・味わいは、前作とかなり異なる。前作はプロットが単純でミステリー要素のあまりない法廷小説という風合いであったが、本作は、ミス...
トム・ジャクソン・マクマートリーと、リック・ドレイクを中心人物とする、法廷小説。シリーズとなっており、前作「プロフェッサー」に続く2作目が本作となる。 構成・味わいは、前作とかなり異なる。前作はプロットが単純でミステリー要素のあまりない法廷小説という風合いであったが、本作は、ミステリー小説だ。 私の好みとしては、断然、前作の方が好き。 理由は、本作はミステリーとして、謎が解けてもすっきりとしないこと、要するに、ミステリーとしては、少なくとも私の好みではなかった。一方で、前作の法廷エンタメ小説は、構造は単純ではあるが、ハラハラ出来る面白さがあった。 このシリーズは、あと何作が続くが、継続して読んでみるかどうかは、次作を読んでから決めよう。
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前作「ザ・プロフェッサー」に続くロバート・ベイリーの2作目。たまたま続けて読んだがこれは2作続けて読んだ方が良い。単なる2作目ではなく「ザ・プロフェッサー」を前半、これを後半と思って読んでもいいくらいだ。 今回はミステリ要素とハラハラドキドキのサスペンス要素が両方あり、読みごたえ...
前作「ザ・プロフェッサー」に続くロバート・ベイリーの2作目。たまたま続けて読んだがこれは2作続けて読んだ方が良い。単なる2作目ではなく「ザ・プロフェッサー」を前半、これを後半と思って読んでもいいくらいだ。 今回はミステリ要素とハラハラドキドキのサスペンス要素が両方あり、読みごたえも抜群。KKK、アーミッシュなどアメリカ独特の雰囲気も満載。 次回作を読むのが楽しみだ。
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こんな鈍感な私でも犯人がわかってしまった。誰がじゃなく何故だからよしとしたいがミステリーとしてはもう一歩。
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法学教授トーマスシリーズ2作目。登場人物の名前が覚えられないのは前作と一緒。端役にも心理描写があるため読み飛ばせないせいかと思う。 楽しみだったリー・ロイは登場しなかった。
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法廷ミステリにして胸熱小説だった前作で存在感を放った、頼れるアニキことボーセフィス・ヘインズの過去に焦点をあてた第二作。 今回も胸熱度マシマシで興奮しました。第4章に入ってからは興奮しっぱなしで、ページを繰る手が止まらないどころか、面白すぎて飛ばし読みみたいになった(いいのかそれ...
法廷ミステリにして胸熱小説だった前作で存在感を放った、頼れるアニキことボーセフィス・ヘインズの過去に焦点をあてた第二作。 今回も胸熱度マシマシで興奮しました。第4章に入ってからは興奮しっぱなしで、ページを繰る手が止まらないどころか、面白すぎて飛ばし読みみたいになった(いいのかそれで) 今作で登場した辣腕検事のヘレンや、離婚訴訟を得意とする酒浸りの弁護士レイレイかっこよかった。 前作よりトムの存在感は薄めに感じたけれど、リックの逞しい冒頭陳述や、レイレイの活躍など、他に見所が溢れていて不満もなし。 自作も読みたいけど一旦休憩。
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トーマス・ジャクソン・… また、やられた! また名前が出ただけでグワーってなるやつに引っかけられた!(引っかけてはいない) それにしてもどうなってんのよ! 最初から最後まで面白いんだが! 余すところなくずっとドキドキ、ハラハラなんだが! そして最後だけグワーなんだが! (グワ...
トーマス・ジャクソン・… また、やられた! また名前が出ただけでグワーってなるやつに引っかけられた!(引っかけてはいない) それにしてもどうなってんのよ! 最初から最後まで面白いんだが! 余すところなくずっとドキドキ、ハラハラなんだが! そして最後だけグワーなんだが! (グワーってなによ!) ボーの父親の死の理由が解き明かされ 固すぎる親子の絆を目の当たりにした時 こう叫ばずにはいられない! 「おやっさぁぁああああん!!」 ★5じゃ足りない大傑作! 次巻が楽しみすぎてしょうがないよ、もう!
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凄い…一作目でなんて面白い作品と出会ったんだと感激したが二作目がそれを超えてくるとは(°_°) 一作目のラストでトムが教え子熱血リックの事務所に入る所で終わった。 トムを親父と呼び危機を救った巨漢のナイスガイ弁護士ボーが今作で殺人犯となり起訴される事に! KKK(クー・クラッ...
凄い…一作目でなんて面白い作品と出会ったんだと感激したが二作目がそれを超えてくるとは(°_°) 一作目のラストでトムが教え子熱血リックの事務所に入る所で終わった。 トムを親父と呼び危機を救った巨漢のナイスガイ弁護士ボーが今作で殺人犯となり起訴される事に! KKK(クー・クラックス・クラン) 最初に知ったのはいつだったのか…映像を見たのはたぶん子どもの頃のはず。 ボーの過去はそれは辛いです。 トム&リックが最後に無実を証明してハッピーエンドとなるのはわかってます! もうずっとハラハラですよ! 証人見つけるのも必死、その証人殺されるんじゃないかと読む方も必死。゚(゚´ω`゚)゚。 原作を持ち込んで出版に人力した訳者・吉野さん ありがとう〜‼︎ そして三作目出してくれて ありがとう〜\(^o^)/
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前作に続き、今回もとても読みやすくてスラスラ読み進められた。 前作では登場人物の名前を覚えるのに苦労したけど、今回は予め知っている人物が出てきたので比較的内容を理解しやすかった。 最後の最後まで真相がわからず、最後に「黒と白のはざま」というタイトルに納得できてスッキリした。 相変...
前作に続き、今回もとても読みやすくてスラスラ読み進められた。 前作では登場人物の名前を覚えるのに苦労したけど、今回は予め知っている人物が出てきたので比較的内容を理解しやすかった。 最後の最後まで真相がわからず、最後に「黒と白のはざま」というタイトルに納得できてスッキリした。 相変わらず人がよく死ぬストーリーだけど、ロバート・ベイリーの世界観にもだいぶ慣れてきた。 次作のラスト・トライアルもこれから読みます。
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「ザ・プロフェッサー」に続く2作目。 アラバマ大ロースクールの名物教授だったトムと、その教え子たちが活躍します。 前作で、恩師トムのために駆け付け、男気を見せたボーセフィス・ヘインズ(ボー)。 テネシー州プラスキという、KKK(クークラックスクラン)誕生の地で生まれ、幼い日に彼...
「ザ・プロフェッサー」に続く2作目。 アラバマ大ロースクールの名物教授だったトムと、その教え子たちが活躍します。 前作で、恩師トムのために駆け付け、男気を見せたボーセフィス・ヘインズ(ボー)。 テネシー州プラスキという、KKK(クークラックスクラン)誕生の地で生まれ、幼い日に彼らに父を殺された過去がありました。 5歳の子の証言は相手にされなかったが、ボーは成長して弁護士になり、故郷で開業。資産家のアンディ・ウォルトンが犯人だと公然と言明していた。 ところがそのアンディが殺され、証拠はボーが犯人だと示していた… しかも検察側は負け知らずと評判高い女性検事が担当。 若いリックが弁護に当たり、体調がよくないが老練なトムが背後をカバー。地元の離婚弁護士レイレイ・ピッカルーにも協力を頼む。 一方、前作で暗躍した危険な男ボーン・ウィーラーが再び登場。 黒人差別が大きく重くのしかかっている状態だが、現在のプラスキはKKKの町という汚名を返上したいと願ってもいる。 ボーは45年もの間、犯人を逮捕したいという執念を燃やし続け、正義のためとはいえ家族の危険も顧みないやり方だと、妻子には出ていかれてしまった。 しかし、この裁判のために妻子も戻ってくる… ミステリとして要素が揃い、胸が熱くなる展開。 トムは70歳で病気があるって大変だけど、いや、まだまだ…?! 面白く読みました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読書備忘録587号。 ★★★★。 ザ・プロフェッサーの続編です。 リーガルサスペンスかも知れませんが、今回はサスペンス食も強いです。 前作で、癌を患って引退しようとしていたトムのケツを蹴っ飛ばして法廷に立たせた立役者、アラバマ大ロースクールでトムの教え子の黒人弁護士ボーセフェス・ヘインズが主人公。愛称はボー。 前作で、暗い過去があると匂わせていましたが、それは45年前に父親ルーズベルトをクー・クラックス・クラン、俗にいうKKK団に殺された過去。しかも5歳だったボーはその一部始終を見ていた。当時は、5歳児の証言は相手にされず、犯人は捕まらなかったが、ボーには誰が犯人か分かっていた。父親が働く農場の主、アンディ・ウォルトンであった。 ボーは、アンディを含む、当時父親を殺した連中を絶対に法で裁くために故郷テネシー州プラスキの弁護士となったのである。 父親の命日にアンディが殺された。すべての証拠はボーが犯人であることを示していた。 負けなしで敏腕のテネシー州検事長ヘレン・ルイスはボーに死刑を求刑する。 犯行を否定するボーはトムとリックに助けを求める。 負けなしヘレンに、トム爺とリックが挑む!絶対的証拠を覆してボーの無実を勝ち取れるのか! 序盤で物語の構造が分かるので、あとはアンディを殺す動機を持った真犯人が誰なのか、それを示す証拠・証人が明らかになっていくストーリーが盛り上げるのだろうと想像した。しかも何となく"こいつだな"と想像する。笑 なぜか大体当たる。笑 今作は、アンディという被害者に対する謎解き&法廷サスペンスに加えて、ボーの父親の死の謎、という2つの殺人事件が絡み合う面白さがある。しかも45年前の殺人事件がアンディ殺害事件の動機にも絡んでくるから更に面白い。しかもしかも!前作で殺しの請負人として暗躍したボーン・ウィラーの復讐劇も絡んでくる。 これが面白くない訳が無い! 最後に45年前の殺人事件の真相が明かされ、思った通りの真犯人であったが、その動機は想像を超えていた! なるほど!色々な意味で正に黒と白のはざまである!
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