「笑い」はどこから来るのか? の商品レビュー
2020年6月、テレビ東京『ゴッドタン』の企画「お笑いを語れるBAR 新世代男女芸人」に、ブレイク前夜の蛙亭、ラランド、それからヒコロヒーさんが登場。 ヒコロヒーさんはピン芸人ですが、「ヒコロヒーとみなみかわ」というコンビ名でM-1に出場。"女性芸人いじりあるある&q...
2020年6月、テレビ東京『ゴッドタン』の企画「お笑いを語れるBAR 新世代男女芸人」に、ブレイク前夜の蛙亭、ラランド、それからヒコロヒーさんが登場。 ヒコロヒーさんはピン芸人ですが、「ヒコロヒーとみなみかわ」というコンビ名でM-1に出場。"女性芸人いじりあるある"を男女逆転・ミラーリングした風刺ネタでお笑いファンのあいだで話題に。 旧Twitterで能町みね子さんが言及したほか、『早稲田文学』でも言及されていた……という紹介の流れで、テレビ画面下端に表紙画像が引用・表示。異例の紹介がされたのが、この号。 『早稲田文学増刊号 "笑い"はどこから来るのか?』 該当記事である「お笑いとジェンダーについての覚え書き」を執筆した澁谷知美さんは、旧Twitterで、事前連絡なしに勝手に紹介されるのは……と、戸惑いを表明。 番組は、当時としては、もろもろ画期的な内容で、3組のその後のブレイク〜お笑い界のジェンダーギャップの解消〜女性MCのバラエティ番組の増加にもつながり、大きなターニングポイントとなりました。 (すでにANN0のラジオパーソナリティとして活躍していたTVプロデューサーの佐久間宣行さんも、著書を出版したり、モード雑誌『SPUR』に「甘口人生相談」というコラムを執筆するようになったりして、大ブレイク) 「お笑いとジェンダー」に関する論考はひとつだけ、寄稿者も男性ばかりで、いまなら考えられないようなジェンダーバランスですが、「笑い」について、さまざまな角度から言及された、読み応えある内容。 特に、関田育子と和久田賴男それぞれの「演劇と笑い」についての論考は、2020年旗揚げ「ダウ90000」のブレイクが気になるひと、「演劇より短尺のコントという表現」が気になるひとにも、改めてオススメ。
Posted by
①言葉遊びの笑い ②アクションによる笑い ③キャラクターによる笑い ④関係性の笑い ⑤不条理の笑い 論理的健忘症 模倣力=共感力 笑いとは、「異常との遭遇」を危険なものと誤認して身構えてしまった緊張状態を解除する「まちがい警報」(V.S.ラマチャンドラン)
Posted by
- 1