細胞建築学入門 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
細胞は10マイクロメートル。1mmの1/1000というサイズ。人間の体には30兆個もの細胞が存在している。 心臓や脳、骨や皮膚、眼球や性器はすべて細胞が基となる。基となる性質を知ることで人間の本質を知ることが出来るのではないかと思う。 細胞の話なのだが、そこには人間の心理や、都市の構築、社会の成り立ちにも共通した所もあり、様々な角度から考えさせてもらえた。 細胞建築学という新たな学問を展開される。細胞とはどんな構造で、どんな動きの性質をもっているのか。素人の私にとっては再読することでようやく理解できる。本書は決して厚くないし、言葉はかみ砕かれている。入門書以上の読み応えがあり、勉強になった。
Posted by
- 1