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の商品レビュー

3.8

62件のお客様レビュー

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2024/09/15

美瑛を旅行した時のポスターが印象に残っていて手に取った小説。 今の自分に響くような内容だった。 本の内容としては、①巡り合わせ・人との繋がり②守り、守られるという人の関係性、この二つがテーマの話のように感じた。 特に自分には、二つ目のテーマが心に残った。 誰かを守りたい、守...

美瑛を旅行した時のポスターが印象に残っていて手に取った小説。 今の自分に響くような内容だった。 本の内容としては、①巡り合わせ・人との繋がり②守り、守られるという人の関係性、この二つがテーマの話のように感じた。 特に自分には、二つ目のテーマが心に残った。 誰かを守りたい、守らなきゃいけない、と言ってる時点で相手を下に見ている。確かにそうなんだろう。いつからか、自分が相手に対して優位に立とうとして、見下していたのかもしれない。そしてその感情を相手に見透かされていたのかもしれない。 今、途切れそうな関係性に対して、私はどう動くのか、私はここで手を離して本当に後悔しないのか、自分が相手に対して感じてる感情を、改めて整理するきっかけをくれた、そんな小説だった。 この小説を読んで振り返る/ 思えば相手が私に頼ろうとした時、私はすっと手を離したんだよな。咄嗟に支え切る自信が持てなかった。その肩の荷を一緒に持つことができなかった、怖かった。私は私、と一線を引いたのは自分の方だった。言ってることが変わってるのは私の方もそうなんだ、今になって頼って欲しいという、頼られることを怖がったくせに。 正直頼りになる存在とは思えない、それはそうだよな、だって、手を離したのは私だから。

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2024/02/27

葵の育った家庭環境の描写などは共感しましたが、全体的なラブストーリーはラストに行き着くまでが長い感じがして、感動するほどは盛り上がれなかったです。

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2023/09/30

初めての作家の方だったが面白かった。時を経て映画化し嬉しく思う。どのように映画で表現されているのが次は映画を鑑賞しようと思う。

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2023/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高橋漣 北海道で生まれ育った。平成元年生まれ。中学生の時に行った美瑛の花火大会で葵と出会う。チーズ工房で働いている。 園田葵 花火大会で漣と出会う。中学生の時に家族で夜逃げのように出て行った。弓とは小学校からの友人。 竹原直樹 漣の友人。中学生の時に行った美瑛の花火大会で後藤弓に一目惚れした。 後藤弓 直樹と八年間、付き合ったり別れたりを繰り返しながら結婚した。が、一年で終わりを告げた。 村田節子 葵がよくご飯を食べさせてもらっていた家のおばさん。子ども食堂と呼ばれている。 桐野香→高橋香 漣が働くチーズ工房のガサツな先輩。 山田利子 直樹の2番目の妻。 高木玲子 葵が働いていたキャバクラの同僚で友人。シンガポールのネイリスト事務所で働いている。 水島大介 直樹の結婚式の時にベンツで葵を迎えに来た。キャバクラの客。ヘッジファンドのオーナー社長兼ファンドマネージャー。 矢野清 葵の伯父。昆布の漁師。 真由美 葵の母親。 池宮 中目黒で小さなネイルショップを経営している。 冴島亮太 シンガポールで働く玲子の運転手兼事務。 桐野昭三 香の父。 桐野春子 香の母。 高橋結 漣と香の娘。 矢部 高校を出たばかりでチーズ工房に入ってきた新人。 高橋英和 漣の父。 高橋智子 漣の母。 富田幸太郎 チーズ工房のオーナー。 富田奈津美 幸太郎の妻。 佐伯 新宿のネイルサロンの店長。 小柳翔 東京の映像製作会社で働いている。子供の頃、子ども食堂でご飯を食べさせてもらっていた。

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2023/06/22

映画を観て感動し、映像の壮大さは文字では想像できない。 原作を読んで、映画には上映時間の制約もあり、落とし込めなかった人物の行動、背景が理解でき、その知識で映画を観たら、さらに感動できた。

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2023/02/27

読書メーターより。2021.11.12読了。 蓮パートを読みながら、私の人生にもいろんな糸があったなあと思い返しました。 ある日突然途切れた糸も、ピンピンに張った状態で耐え切れずぷっつりと切れた糸も、無理やり結びにいった糸も。 泣く泣くお別れした昔の恋人も、中学の時に他界した父...

読書メーターより。2021.11.12読了。 蓮パートを読みながら、私の人生にもいろんな糸があったなあと思い返しました。 ある日突然途切れた糸も、ピンピンに張った状態で耐え切れずぷっつりと切れた糸も、無理やり結びにいった糸も。 泣く泣くお別れした昔の恋人も、中学の時に他界した父も、あまり仲良くなかったクラスメイトも、一本でも足りなかったら私は私でなかったかもしれないと思うと、今までの人生をまるっと肯定できるような気がしてなんだか安心しました。絶対に実写版観るぞ!

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2022/07/19

 人の縁というのは不思議なものだなと感じる。人生のある時期に繋がった誰かと切れてしまうこともあれば、何年かの時を経て再び繋がることもある。それはいわゆる運命の赤い糸であったり、友情の糸であったり様々である。  そして人はそうした運命に翻弄されつつも生きていく。そのような物語を様々...

 人の縁というのは不思議なものだなと感じる。人生のある時期に繋がった誰かと切れてしまうこともあれば、何年かの時を経て再び繋がることもある。それはいわゆる運命の赤い糸であったり、友情の糸であったり様々である。  そして人はそうした運命に翻弄されつつも生きていく。そのような物語を様々な登場人物の視点から描いた作品。感動よりも不思議な巡りあわせに心惹かれた。

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2022/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画を観たくて読んでみた。 蓮と葵のすれ違いは切なく、もどかしい思いの連続だった。 人が人と人を繋げていくストーリーの中に幾つもの切なさがあった。 死を覚悟した香の強さには心打たれた。 テンポ良く進んで行くし、シンプルな言葉、表現が多かったので1日もかからず読み終わった。 結ちゃんの章も感動的だったな。 早く映画が観たい。

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2022/03/07

人は繋がりという糸を絶えず持っている。 時には解けてしまったとしても、何処かでまた繋がる。 そんなことを深く考えさせられるお話でした。  登場人物によって移り変わる視点も様々で、それぞれの人生観や考え方が混じり合い、人は出会い、糸を紡いで行くんでしょうね…。 人は何故めぐりあ...

人は繋がりという糸を絶えず持っている。 時には解けてしまったとしても、何処かでまた繋がる。 そんなことを深く考えさせられるお話でした。  登場人物によって移り変わる視点も様々で、それぞれの人生観や考え方が混じり合い、人は出会い、糸を紡いで行くんでしょうね…。 人は何故めぐりあうのか…その巡り合わせの縁を大事に生きていきたいと思いました。

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2021/12/01

偶然などではなく、逢うべき人とは本当に繋がっている。そういう人が自分にも必ずいるのではないか。読み終えた時に自然とそう思ってしまいました。 辛い境遇に立たされ、それでも前を向いて普通に生きていく漣を見ていると、少し辛かったです。おそらく漣は節子の言う「普通の人」であり、節子が望む...

偶然などではなく、逢うべき人とは本当に繋がっている。そういう人が自分にも必ずいるのではないか。読み終えた時に自然とそう思ってしまいました。 辛い境遇に立たされ、それでも前を向いて普通に生きていく漣を見ていると、少し辛かったです。おそらく漣は節子の言う「普通の人」であり、節子が望む形かどうかはわからないけれど、漣が最後には報われたことが、何より嬉しかったです。

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