明日の君が、きっと泣くから。 の商品レビュー

葦永青(著者)

2024/02/13

買ったはいいが本棚に積まれていた本と向き合っていく。
笑顔になるためには、どんなに小さくとも勇気を出して一歩踏み出すことが大切だよ、ということを伝えようとしてくれている風に感じました。素直に生きたほうが後悔が少なく済んでいいよ、とも。
中学や高校の頃に出会っていればもっと感情を振り回されていたかもしれない…と悔しくなるということは、中高生向けの作品として正しく完成されているということに他ならないんだと思う。作品とは関係ないけど、作者さんの名前の響きが好きです。

2020/02/01

「余命を宣告された主人公が、最後の7日間を後悔なく生きようともがく」

こう書けばよくありがちな青春感動小説です。ハッと驚くような"仕掛け"もなければ、結末も想像の範疇を出ません。

でも、それなのに、ここまで引き込まれるとは。
心理描写が丁寧だからでしょうか。それとも私がこの手の作品に弱いだけなんでしょうか。理由はわかりません。

とりあえず今言えることは、この作品が私の見る世界を少しだけ、だけど確実に変えたということです。

この作品に出会えて良かったです。そして願わくばもっと多くの人にこの作品に出会って欲しいです。