ビジネスに活かす教養としての仏教 の商品レビュー
本書は仏教の教えを解説するというよりは、ビジネスや社会という視点に立って仏教の教えを断片的に解説しており、仏教の歴史や真理についての解説が主題ではなく、自分が求めていたものとは違った。 またビジネスや社会について、仏教の視点から問題提起しているものの、問題の打開策や展望の記...
本書は仏教の教えを解説するというよりは、ビジネスや社会という視点に立って仏教の教えを断片的に解説しており、仏教の歴史や真理についての解説が主題ではなく、自分が求めていたものとは違った。 またビジネスや社会について、仏教の視点から問題提起しているものの、問題の打開策や展望の記述が弱いというか少なかったように感じたが、グローバルでテンポの早い現代で、これらの問題とどのように折り合いをつけるか等の具体的展望に踏み込んでもらいたかった。
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歳を重ねるに連れ、これまで以上に心穏やかに過ごしたい、人の欲望とはなんなのかを知りたくて、哲学や宗教に興味が出てきた今日この頃。仏教の入門編としてはとてもいい一冊。ビジネスに絡めて書いてあるのでイメージしやすく、とてもよく理解できた。つぎはもう少し難しいものにチャレンジしてみよう...
歳を重ねるに連れ、これまで以上に心穏やかに過ごしたい、人の欲望とはなんなのかを知りたくて、哲学や宗教に興味が出てきた今日この頃。仏教の入門編としてはとてもいい一冊。ビジネスに絡めて書いてあるのでイメージしやすく、とてもよく理解できた。つぎはもう少し難しいものにチャレンジしてみよう。
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仏教の教えの軸の部分を分かりやすい文体で解説した一冊。 ビジネスにということになっているが、もっと大きく人生訓です。 ここから深掘りしていければ。
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①非難されない者はいない 『沈黙しているものも非難され、多くを語るものも非難され、少し語るものも非難される。 世に非難されないものはいない』 ②縁起は「偶然」ではない 縁起とは「この世のすべては原因と結果があって生まれている」という考え方。 そのため、私たちのよく使う...
①非難されない者はいない 『沈黙しているものも非難され、多くを語るものも非難され、少し語るものも非難される。 世に非難されないものはいない』 ②縁起は「偶然」ではない 縁起とは「この世のすべては原因と結果があって生まれている」という考え方。 そのため、私たちのよく使う「四葉のクローバーを(偶然)見つけたから縁起がよい」というのは本来の意味からすると誤用。
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ビジネスとしてののタイトルだったので、仏教を体系的に記載されている部分があるかと思い読みましたが、仏教の教えの本でした。
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仏教の入門書としては非常に読みやすい。 仏教の考えはニーチェと通ずるところが多くあると感じた。 今の環境がずっと続くことはない。自分でさえもうもはやイレモノ程度。常に丁寧に、正しく、バランス良く、そして今に全力を尽くせる超人となるべし! ★「少欲知足」 与えられた環境を受け入...
仏教の入門書としては非常に読みやすい。 仏教の考えはニーチェと通ずるところが多くあると感じた。 今の環境がずっと続くことはない。自分でさえもうもはやイレモノ程度。常に丁寧に、正しく、バランス良く、そして今に全力を尽くせる超人となるべし! ★「少欲知足」 与えられた環境を受け入れる 何のために働くの? どこで「知足」に気付ける? 企業内の地位が家族を幸せにする? ★「中道」 何事にも偏りのない生活 車の運転と同じで速すぎても遅すぎてもダメ。 ほどほどてはなく、バランスこそ全て ★「自利利他」 他者が悟りを得なければ、自分も得られない ★「四法印」 一切皆苦 全ては苦しみ 諸行無常 全ては変わる 諸法無我 全てに実体がない(私も会社も) 涅槃寂静 「私への執着」を捨て、絶対的な安らぎ、悟りの境地へ
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仏教に限らず、すべての宗教は俗世にどっぷり浸かっている人間にとっては敷居が高いですが、この本のように日常にありそうなことと関連づけて説明してくれると理解が進みます。ニーチェやケインズを引用するなど、著者も思考の幅を広くとっていらっしゃるようにお見受けいたします。 宗教とは本来、よ...
仏教に限らず、すべての宗教は俗世にどっぷり浸かっている人間にとっては敷居が高いですが、この本のように日常にありそうなことと関連づけて説明してくれると理解が進みます。ニーチェやケインズを引用するなど、著者も思考の幅を広くとっていらっしゃるようにお見受けいたします。 宗教とは本来、よりよく生きるための道しるべのはず。その意味でとてもよい書籍だと思います。おススメです。
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座禅や写経など仏教ワールドに足を踏み入れる人は年々増えている気がするが、根底にある思想、哲学を生活に取り入れるにはなかなか敷居が高いのではないだろうか。本書は、著者自身の長年の会社員経験を生かして、職場での様々なぶつかり合い、矛盾、葛藤などを、どう生き抜くか、社会人生活における知...
座禅や写経など仏教ワールドに足を踏み入れる人は年々増えている気がするが、根底にある思想、哲学を生活に取り入れるにはなかなか敷居が高いのではないだろうか。本書は、著者自身の長年の会社員経験を生かして、職場での様々なぶつかり合い、矛盾、葛藤などを、どう生き抜くか、社会人生活における知恵としての仏教を具体的に紹介してくれている。引き合いに出しているニュースは直近のものが多く、また職場での葛藤も共感しやすい。 漫然と仏教思想を並べても、当たり前の理想論抽象論にしかならないが、自分が具体的にどう解釈し、内省するかなど、よりリアルに関わっていくことができる作りになっている。 欲を言うと、ここまで分かりやすい仕上がりなら、読者に考えさせる「良質な問い」もビシバシ投げかけてほしかった。
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仏教のキーワードをいくつか取り上げ、ビジネスの世界に当てはめて解説しています。なるほど、と思うことが色々ありました。
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割と面白かったです。 仏教用語の解説とその内容と俗世間、とくにビジネスの 世界での活用というか、対比が書かれてあって・・・ 基本のところを思い起こさせてくれる感じがしました。 引退後に向けた活動と 感謝のこころ・・
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