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足をどかしてくれませんか。 の商品レビュー

4.3

17件のお客様レビュー

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2024/09/03

高校の時から理系の環境で生きてきたので、所属するコミュニティの男女比は圧倒的に男性が多かった。この本を読んで、男性が多い環境にいると女性でもマッチョ的な感性や男尊女卑の考えに慣れてしまうというような記載があり、ハッとした。大学の教授や会社の上司が、現代でその発言は問題なのでは?と...

高校の時から理系の環境で生きてきたので、所属するコミュニティの男女比は圧倒的に男性が多かった。この本を読んで、男性が多い環境にいると女性でもマッチョ的な感性や男尊女卑の考えに慣れてしまうというような記載があり、ハッとした。大学の教授や会社の上司が、現代でその発言は問題なのでは?ということを行った時に、その場では鵜呑みにしてしまい後で一人になった時に「あの発言はおかしかったよな」と思う場面が思い出された。 「そういう時代の人だから」と鵜呑みにしていると自分の価値観も時代に置いてかれてしまうかもと危機感を覚えた。

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2023/12/08

川上未映子さんが脅迫を受けた後に言った言葉にめっちゃ勇気もらった 女はニコニコ笑って男をたてて、年相応の立ち振る舞いをして生きていくのが1番楽やけどそういう生き方に少しでも「?」って思ったり嫌だったらその気持ちを押し殺さずに生きる方が周りの人も社会の抑圧に気づくきっかけになるか...

川上未映子さんが脅迫を受けた後に言った言葉にめっちゃ勇気もらった 女はニコニコ笑って男をたてて、年相応の立ち振る舞いをして生きていくのが1番楽やけどそういう生き方に少しでも「?」って思ったり嫌だったらその気持ちを押し殺さずに生きる方が周りの人も社会の抑圧に気づくきっかけになるかもしれないと思った ブルボンヌさんの対談のところがすごくおもしろかった〜

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2023/08/03

面白く読んだけど、損保ジャパンの役員との対談で、女性を登用する意義が「女性ならではの気づかい」が大事とかいうジェンダーステレオタイプ満載の発言でひっくり返ってしまった。

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2021/06/08

共感するほど、男性優位社会かつマジョリティ優位な社会にどっぷり浸かってきたんだなあ、と。今もまだまだ。負けずに、世の中うちらが変えていこーね

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2021/05/01

メディアの観点からフェミニズムを語る。確かにジャーナリズムの「ふつう」は世間一般のふつうと乖離しているように思う。 最近意識してフェミニズムに触れるようになってつくづく思うけど、私自身男性優位の世界で生き抜くために、その思想にどっぷりはまってきたんだな。私は運良くその男性優位社...

メディアの観点からフェミニズムを語る。確かにジャーナリズムの「ふつう」は世間一般のふつうと乖離しているように思う。 最近意識してフェミニズムに触れるようになってつくづく思うけど、私自身男性優位の世界で生き抜くために、その思想にどっぷりはまってきたんだな。私は運良くその男性優位社会の規範のなかで「うまく」やってきて、それなりの境遇に落ち着いているけれど、どこかで何かが違えば転落するのは簡単だっただろうと想像できる。そうなった時にそれを自らの「選択」だったとは言えないだろう。 ‘’多くの女性たちにとって、自分らしく生きるという選択が現実の暮らしで生き延びる戦略にはつながらないことが多い。‘’ 05 ジェンダー炎上する広告やCM(治部れんげ) がよかった。そういう表現に出会った時に、自分の頭で考えられるようにしたい。

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2021/02/24

男性中心に作られるジャーナリズムの「ふつう」は社会の実像とズレている。メディアが世界を映す鏡なら、女性の「ふつう」も、マイノリティの「ふつう」も映してほしい。女たちが考える<みんな>のためのジャーナリズム。 「足をどかしてくれませんか。」について タイトルの「足をどかしてくれませ...

男性中心に作られるジャーナリズムの「ふつう」は社会の実像とズレている。メディアが世界を映す鏡なら、女性の「ふつう」も、マイノリティの「ふつう」も映してほしい。女たちが考える<みんな>のためのジャーナリズム。 「足をどかしてくれませんか。」について タイトルの「足をどかしてくれませんか。」は、2018年に公開された映画「RGB 最強の85才」の主人公ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RGB)のセリフから発想しました。実際は”All ask of our brethren is that take their feet off our necks”と言っていて、日本の字幕では「男性の皆さん、私たちを踏み続けているその足をどけて」となっています。RGBは生涯をかけて弁護士として女性やマイノリティにのために闘いました。そして彼女もまた奴隷制に反対したサラ・グリムケ、第一波のフェミニストたちに影響をあたえた活動家のセリフからこの言葉を引用しているのです。

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2021/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

■感想: 同じ女性であっても違った考え、見方が知れて面白かった。 最近、女性学、フェミニズムに関心があり関連本を読むが、自分はつくづく男性社会に慣れてしまった女性なんだなーと思う。 「あれ?これって普通じゃない?もしかしておかしいのかも」という感覚は、その普通が普通でない世界を知ってようやく違和感を感じるもの。 東京で生まれ育った私は、朝の通勤電車の満員具合が「普通」だったけど、違う土地へ来て初めて、あれって異常だったと気づく。そんな感じ。 ■メモ: ・圧倒的に男性優位な社会で生きる女性たちにとって、男性好みの女性になることは、本能的に身の安全を守る生き残り戦略となる。 ・弱い立場、困った状況にあるマイノリティたちと一緒に考え、生きていくことこそフェミニズム。 ・ステレオタイプの不自由な女性像こそ、メディアがつくっている部分が大きい。ー男女共同参画社会実現のためには、制度改革だけでなく、社会の風土改革、つまりメディアの改革が必要。この2つは車輪の両輪である。 ・ジャーナリズムの仕事は権力の監視。 ・視聴者にとって大切なのは、男か、女か、ではなく、意思決定の場に多様性があること。 ・政策を作るのは政府、風土を作るのはメディア。 ・セクシュアルハラスメントをする因子を持つ特徴として、①共感力がない、②伝統的な男尊女卑の考え方を持っている、③優越感、独裁主義的な性格をもっている、が挙げられる。 ・不祥事の起こりやすい企業の特徴として「同質性の高さ」がある。 ・問題の共通点は、「決めつけ」と「現状追認」。 ・人の意識や社会の意識変革は最初はオセロの一コマの様。一つずつの変化があるとき、一気に変わることがある。

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2020/12/30

メディアから読み解くフェミニズム本という印象。 目にしたことあるようなCMの演出の話や、メディアの学会の話、女性の働く環境など多岐に渡りおもしろかった。

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2020/12/25

国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→ https://winet.nwec.jp/bunken/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=BB11454634&opkey...

国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→ https://winet.nwec.jp/bunken/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=BB11454634&opkey=B160888323712446&start=1&totalnum=3&listnum=0&place=&list_disp=100&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=000

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2020/10/09

テレビ離れ、新聞離れ、雑誌離れが言われるようになって久しいけれど、世の中の感覚とメディアの感覚のズレがもたらした結果でもあるのだよね。世の中の半分は「女性(大雑把)」だけれど、ソサエティによってはいないもののようになっていたり、同等とはみなされていなかったり。...

テレビ離れ、新聞離れ、雑誌離れが言われるようになって久しいけれど、世の中の感覚とメディアの感覚のズレがもたらした結果でもあるのだよね。世の中の半分は「女性(大雑把)」だけれど、ソサエティによってはいないもののようになっていたり、同等とはみなされていなかったり。持ち上げられるかと思えば、落とされたり。 それぞれの場所で、違和感に声を上げていけるように。声の上げ方はいろいろある。 それが「女性(大雑把)」に対するものだけでなく、さまざまな属性や考え方に対しても押し広げていく手掛かりになるのではないかな。 ルース・ベイダー・ギンズバーグ逝去の報に触れ、あらためて先人の努力の果実を思い、その果実をさらに大きくして、未来の人へ手渡したいと願う。

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