ホープ・レスリー の商品レビュー
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作中の美しい人間は分かりやすく美しく、醜いものは分かりやすく醜い。物語もとても分かりやすい。しかし、物語の生まれた歴史的背景はそれぞれの信じる物、譲れないもの、許せないもの、愛するものがごった煮のドロドロだ。マガワスカ、エヴェレル、ホープの清々しい美しさは地獄から見上げた穢れのない理想的な人間像なんだろう。彼らの別れはもののけ姫のアシタカとサンのやり取りを思い起こさせた。アシタカは好きだが、人間を許せないと告げるサンに、アシタカはそれでいいと答え、サンは山で私はタタラ場で共に生きようと言う。自分とは違う存在を尊重し、愛し、共に生きるとは?1827年の原作から時を経て、移民代表のトランプが移民排除をのたまう現在のみならず、人類永遠の課題を投げかける一冊。作中の一言、「法ではなく慈愛を優先させる」が全ての鍵に思える。
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1827年(200年近く前!)に発表された小説を読める幸せ。小説内の時間は更に遡って1630年。歴史大河と言っていい。 小説とはわかっていても、あまりの迫真につい「え、こんなことが」と憤ったり悲しんだりしてのめりながら読んでいたが、最後のほうになって、話のまとまりの良さに「そうだった、小説だった…」と我に返ったのだった。
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