足利義輝・義昭 の商品レビュー
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足利義昭の伝記を書くために、義稙・義澄・義晴・義維・義輝まで遡って、室町殿(=将軍)が果たした役割(=機能)を説明しています。将軍の行動は、当然「先例重視」でしょうからとても良い判断。そのため、時代人の行動原理を含めて、室町戦国期の畿内史把握を容易にしています。さて、義輝は朝廷を...
足利義昭の伝記を書くために、義稙・義澄・義晴・義維・義輝まで遡って、室町殿(=将軍)が果たした役割(=機能)を説明しています。将軍の行動は、当然「先例重視」でしょうからとても良い判断。そのため、時代人の行動原理を含めて、室町戦国期の畿内史把握を容易にしています。さて、義輝は朝廷を軽視したのか?和解後は本当に三好家を頼りにしたのか?なぜ義昭は信長への再挙兵をしたのか?本当に気になります。後半は信長の評伝を読んでいる気分になること、ビジネス書のような用語使用、著者の持論が甘いことが残念です(2019年)
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評伝という形式で、戦国末期の足利将軍権力の有り様を当時の社会システムの視点から捉え直そうとする内容。細部の検証よりは大きな視座からのストーリーの提供を重視している印象を受けた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
20206.19時間がかかるが、こうした本を読んでいって自分の知らない時期を埋めていくのが楽しい 足利義輝が死んだ時には、京都の公家らは知らんぷりしてたかのような話を聞いていた つまり人気無いと思っていたのだが、結構と多くの人が偲んでいたようで、それに政治力も発揮しかけていたので、非業の死が悲しい(でも、本当だろうか?(・_・;) ) 2020.8.8再読(P67まで) 義晴の動きを確認してから室町動画見ようかと考えた その前に、P15の「大名たちは天下人を目指していなかった」などと言われることが多いが、それは正しくない」の言葉に驚愕「山田康弘先生はそんな風に考えていたの?」と思ったが、論い展開する途中の言説でしたのでムダなアセリでした(´・ω・`)
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