日韓激突 の商品レビュー

手嶋龍一(著者),佐藤優(著者)

2020/09/07

★3.0（3.79）2019年12月発行。外交ジャーナリストの手嶋氏と元外務省主任分析官である佐藤氏によるトランプドミノにより誘発される世界危機として、日韓激突、イラン問題、北朝鮮問題を取り上げる。トランプ大統領により世界は振り回されてきた感があるが、そのおかげで世界情勢も大きく動こうとしている。これが吉でるか、凶とでるかは10年後いや5年後に審判が下されるのだろうか。

2020/01/15

ＧＳＯＭＩＡをめぐり揺れに揺れる韓国。ついに両行は全面衝突の様相だ。これは、日本が韓国に仕掛けた罠なのか？　深層を読み解く。

2020/01/13

さまざまなニュースが日々流れるが、この２人の対談を読んでおくと、それらがどのような大きな流れのなかの出来事なのかよくわかる。

2020/01/06

前作に引き続き、地政学からみると強力な指導者の個性のためと思いがちな出来事も大きな流れの中のことなんだとわかり、なるほどと思う
海洋国家と大陸国家のおおきなシーソーのなかで、今大陸国家にシーソーが傾く要因は何だろうと思う

p216はまさにイデオロギーなき中国を主張する逸話
天帝に選ばれた皇帝が権力を掌握することこそ、中国の根本的なイデオロギーなのかと思う
存在を尊ぶ天皇とは対照的

2019/12/31

氷山の下部構造
　恨の感情　３６年間の植民地支配
　国力の差が縮まる

英連邦　common wealth 英語圏の旧植民地を上手に包み込んでいる

1921 アイルランド　イギリスから独立　アイルランド　カトリック

アイルランドの北部はプロテスタント　北アイルランドのみ英連邦のとどまる
イギリスの国名　united kingdom of great Britain and northern ireland

北アイルランドのカトリック系市民はアイルランドへの貴族を望み、紛争起こる

危機に対する備えは、想定できない自体にこそ備えておけ

タンカー攻撃はどこの領海でおこったか？
オマーン
日本とノルウェーのタンカーが攻撃
ノルウェーはNATOの一員であるが、イランとも対話のチャンネルが開いている

フィジーはなぜ衛生をあんなにもっているのか

韓国　十大ロケット衛星打ち上げ国　利権を保有し続けられなくなる　フィジーに売った形にして、中国が実質利用

中国を安定化させる決めてはイデオロギーしかない。それがいまだに見えない

2019/12/30

日韓関係は日韓だけの問題ではなく、米中の最前線をめぐる凌ぎ合いであると同時に、元々歪な日米関係が更に畸型化してきている。特に日本とイラン、アメリカとイランの関係は真逆であるが故に、日本がキープレーヤーとなりうる可能性も秘めているし、そのポテンシャルもあるだろうという見立て。それだけに立ち回りを間違うと西側諸国と中東の関係の命運も握っているのだから、力の見せ所であると認識を新たにする必要があるだろう。過去の日本外交を考えるとかなり攻めているのはわかるが、まだ及び腰なところがあるのが気にかかる。
文在寅がいなくなっても韓国はそう簡単に変わらないだろうし、トランプがいなくなってもアメリカはそう簡単に変わらないと。それはナショナリズムに拠っているのではないからであるが、その中での習近平の共産党のために政治家になったのではないという発言は驚愕に値する。