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ルトワックの日本改造論 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2022/04/14

無料の不妊治療とチャイルドケアで子どもの数を増やせ、から入る。少子化と戦争の密接な結びつきを主張、クレフェルトを引用し、男たちの戦争忌避で女は愛する戦士を失い子どもが生まれなくなったという。 オランダ人やスウェーデン人の反独感情と韓国の反日感情との比較が面白い。積極的に協力した臆...

無料の不妊治療とチャイルドケアで子どもの数を増やせ、から入る。少子化と戦争の密接な結びつきを主張、クレフェルトを引用し、男たちの戦争忌避で女は愛する戦士を失い子どもが生まれなくなったという。 オランダ人やスウェーデン人の反独感情と韓国の反日感情との比較が面白い。積極的に協力した臆病な父祖を持つ国ほど、後で憎しみを増す。韓国が苦悩しながら自国の歴史と向き合わない限り、日韓関係の発展はない。 シーパワーとマリタイムパワーを理解していない中国。経済が停滞すれば、自由の代わりに経済成長を約束してきた共産党への不満が膨れ上がり、目を国外にそらせるために冒険的な行動に出ることがありうる。日本が他国に装備品を輸出するのであれば、高度な整備技術のいらないものにすべき。 北朝鮮の核武装は確実なので、日本は真剣に独力で自らを守ることを考えなければならない。北朝鮮は防空体制を欠いているので、空対地ミサイルを購入すべき。 自衛隊は本格的なウォーゲームを実施すべし。そして日本は本格的な情報機関を設置すべし。

Posted byブクログ

2021/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ゴリゴリの戦争の話について始まるのかと思ったら少子化対策の話から始まったので意外だった。  また「男は戦争を愛し、女は戦う男を愛す」というのは、生物学的に人間に刷り込まれてるものなのかなぁと思った。この言葉左翼はキーってなりそうだが、間違いじゃ無いかなと。  米中冷戦の時代において、日本の国防に対する本気度がアメリカなどから問われているわけだが、岸田政権でどこまで進むことやら、、

Posted byブクログ

2021/06/25

前著『戦争にチャンスを与えよ』同様、通常は口にするのを憚れる内容も空気を読まずズバズバ指摘してて小気味いい。皆が心底では何となく感じている矛盾を、堂々と言語化するその姿勢は、勇気や信念に起因するというより、市井の人と視点と感覚が異なる…というか、そもそもこういう人なんだろうw。賛...

前著『戦争にチャンスを与えよ』同様、通常は口にするのを憚れる内容も空気を読まずズバズバ指摘してて小気味いい。皆が心底では何となく感じている矛盾を、堂々と言語化するその姿勢は、勇気や信念に起因するというより、市井の人と視点と感覚が異なる…というか、そもそもこういう人なんだろうw。賛否あると思うが、世界の潮流の中で日本がどういう立ち位置にあるかをイメージする為に、一読の価値あると思う。基本的に「日本」について語っているが、その文脈での米国・中国・韓国・北朝鮮に対する考察は非常に興味深い。彼の日本に対するSuggestionは一言でいうと ”Si vis pacem, para bellum(汝、平和を欲さば戦いに備えよ)” ということだろう。『戦略論』→『中国4.0』→『戦争にチャンスを与えよ』→『日本改造論』の順番で読むとルトワックが徐々に先鋭化していると感じる。いや、世界が益々カオス化しているということか…。

Posted byブクログ

2020/08/23

明解な文章で、分かりやすい。 2019年12月の発行なので、世界情勢は少し前のことを書いているが、米中冷戦についての予言などは、的中しているものもあり興味深い事この上ない。 あくまでもルトワックの視点から書かれたものだが、国際情勢を俯瞰して見るのに役立つ一冊。 後半年したら、もう...

明解な文章で、分かりやすい。 2019年12月の発行なので、世界情勢は少し前のことを書いているが、米中冷戦についての予言などは、的中しているものもあり興味深い事この上ない。 あくまでもルトワックの視点から書かれたものだが、国際情勢を俯瞰して見るのに役立つ一冊。 後半年したら、もう一回読み直したい。

Posted byブクログ

2020/01/25

第一にやるべき事は子供を増やす事だ、というのが僕の持論とあっていて共感しました。 ww2後のオランダとドイツの関係と、韓国と日本の関係、面白え。

Posted byブクログ