デジタルファースト・ソサエティ の商品レビュー
意外に、Society 5.0に至る流れがまとめられた書籍が文献がないので、入門書や振り返りの書籍としてちょうどよい。 ドイツIndutrie 4.0で考えられたアーキテクチャRAMIでは、ドイツの工場と中国の工場が連携して生産を分業し、それを国際標準化する思想。アメリカのIIC...
意外に、Society 5.0に至る流れがまとめられた書籍が文献がないので、入門書や振り返りの書籍としてちょうどよい。 ドイツIndutrie 4.0で考えられたアーキテクチャRAMIでは、ドイツの工場と中国の工場が連携して生産を分業し、それを国際標準化する思想。アメリカのIICとも連携し、欧州全体でも他分野に展開されている。RAMIの思想を参考にしてSociety 5.0のアーキテクチャは策定されている。
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何か言っているようで、何も言っていない本。 本当に、IoTの感覚を掴むのには良いかもしれないが、主要メッセージも何か分からん。
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書籍「アフターデジタル」と同様、売り切りによる機能価値の提供から、経験価値の継続的な提供に移行することの重要性を説いている。アフターデジタルではそのための主要資源が人間の行動データであると述べていたのに対し、本書では機器や環境のデータが主な資源であるとしている。デジタルに視座を置...
書籍「アフターデジタル」と同様、売り切りによる機能価値の提供から、経験価値の継続的な提供に移行することの重要性を説いている。アフターデジタルではそのための主要資源が人間の行動データであると述べていたのに対し、本書では機器や環境のデータが主な資源であるとしている。デジタルに視座を置いて物理世界を捉え直して再構築するべきという考え方も、同書と同じ。 データを収集、分析、活用するにはIoTプラットフォームが必要である。本書では、無理にプラットフォーマーを目指すのではなく、先行他社のプラットフォームとエコシステムを活用することが示唆されている。これに関して、個人的には、先行者としてシェアを伸ばしそうに見えるArm Pelionに乗るのが良いのではないかと思った。GEやSiemensのものと比べて、汎用かつ独立である点もメリットになりそうな気がする。
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製造業のデジタルトランスフォーメーションについて、経済産業省の施策や製造業の歴史、そしてGAFAがやってきたことなどを踏まえながらどうあるべきかを展望します。また、ドイツのインダストリー4.0、米国はGEのインダストリアル・インターネット、中国製造2025も解説、IoTプラットフ...
製造業のデジタルトランスフォーメーションについて、経済産業省の施策や製造業の歴史、そしてGAFAがやってきたことなどを踏まえながらどうあるべきかを展望します。また、ドイツのインダストリー4.0、米国はGEのインダストリアル・インターネット、中国製造2025も解説、IoTプラットフォームエコシステムの機能やその目指すところ、そして実例なども紹介されてます。主題は連携(プラットフォームエコシステム)とデータ活用で「モノづくり」から「ことづくり」へ。歴史的背景を踏まえて未来を展望するところがとても説得力があって良かったです。 ドイツのインダストリー4.0が中国をサプライチェーンに引き込むことも目的にしていたのはこの本で初めて知って、驚きました。今回のコロナ禍でのサプライチェーンの分断や米中のセキュリティ問題を含む貿易戦争の状況だと見直しを迫られるのでは?日本も同様の課題がありますが。。。
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