七里ヶ浜の姉妹 の商品レビュー
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2歳違いの姉妹、梢と若葉が七里ヶ浜で成長していく物語。 全5章+エピローグの構成で、各章は姉妹が保育園、小学生、高校生、社会人と人生のステージごとに悩みにぶつかり、それを乗り越えていく過程を描いている。 姉妹が悩んだ時に必ず現れて、話を聞いてくれるマキちゃんという女の子。そしてその相棒の白猫・ジョン。 エピローグでその正体が明かされるのだが、とても温かくて優しい愛に包まれた気分で読み終えた。 姉妹が七里ヶ浜でたくさんの人と出会い、交流を深め、関係性を紡ぎ続けていく姿が、「人生って素敵だなあ」と思わせてくれる。 読み終わった後は少し寂しく、けれど幸せを感じることができるお話でした。
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昔、少しの間住んでいた地名が入っているだけの理由で読んだもの。いまの若い人たちは、こういうものを書いて、こういうものを喜んで読んでいるのかと、複雑な思いをしながら、一応最後までは目を通しました。図書館では、それなりの予約は入っているみたいではありますが… 色んな小説を濫読してきた...
昔、少しの間住んでいた地名が入っているだけの理由で読んだもの。いまの若い人たちは、こういうものを書いて、こういうものを喜んで読んでいるのかと、複雑な思いをしながら、一応最後までは目を通しました。図書館では、それなりの予約は入っているみたいではありますが… 色んな小説を濫読してきた大人の読むものとは、ちょっとほど遠い世界にある気がします。
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母を亡くした姉妹と父親、そしてそれを取り巻く町の人々が織りなす物語。姉妹がそれぞれ壁にぶつかり、道に迷った時、不思議なネコとマキちゃんが背中を押してくれ、2人、そして父親も少しずつ成長していきます。 悲しい生い立ちや心の傷も、認めて暖かく包み込むような優しい眼差しが心地良い。最後の章はボロボロと泣いてしまった。
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公共交通機関で読んではいけないシリーズ! 最後の方は、感動。 で、終わりに あとがきかな?と思ったら、はじまりって‥ そこて、えー?そーきた?みたいな‥ 母親を亡くした幼い姉妹の成長の中での悩みを的確にアドバイスしてくれるお友達。 母親が亡くなったことを恐怖に思っていたしっかり者のお姉さん。 写真をポラロイドで撮る明るい優しいお父さん。 なんで、ポラロイドなのかな?と思ってはいたけど。 ジョン、きっとジョンだよね?
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2つ上の姉がいるので、妹の若葉の気持ちがなんとなくわかる。節目節目に登場するマキちゃんがいなかったら、この姉妹は全然違う道に進んでいたんだろう。そう考えると人の生き方なんてほんのちょっとしたことで変わってしまうんだろう。
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