衛府の七忍(8) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「沖田総司編」の完結、現人鬼・波裸羅の小編を挟み、真田十勇士の「雷鬼編」冒頭までを収める第8巻。 今巻では、表紙にもなっている真田十勇士に込められた熱量が凄まじい。まだ1話目、文量は僅か34ページだけれど、十勇士それぞれの佇まいや表情、台詞回しの中に、本編に至るまでの書かれなかった物語が、存在感を持って凝縮されているように感じる。 悲しいながら、あっけらかんとしていて、陰惨でありながら美しい、2話目以降の展開も気になるけれど、とにかく完成された第1話目だった。
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