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評伝 獅子文六 の商品レビュー

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2020/04/19

近年再評価される作家獅子文六。その生涯を「父の乳」「娘と私」など自伝的な作品も交えて描く。 フランス留学から劇作家。生活に困って書き始めた新聞小説。当時はユーモア小説というジャンル。だが洒脱な恋愛小説とそのテンポ、そして描かれた時代性。獅子文六は近年再評価されている。本書も朝日...

近年再評価される作家獅子文六。その生涯を「父の乳」「娘と私」など自伝的な作品も交えて描く。 フランス留学から劇作家。生活に困って書き始めた新聞小説。当時はユーモア小説というジャンル。だが洒脱な恋愛小説とそのテンポ、そして描かれた時代性。獅子文六は近年再評価されている。本書も朝日選書で出版されたものを文庫化して1章を追加している。 再評価後の人気作品はさすがに当時とは異なるらしい。個人的には「てんやわんや」「七時間半」「箱根山」。 獅子文六の作品を読んだ方には是非読んでほしい一冊。

Posted byブクログ