病気は社会が引き起こす の商品レビュー
医療に関する諸問題を辛辣な切り口で解説している好著だ.特に第1章で述べている市販のかぜ薬は風邪を治せないという件は非常に納得できるもので、コマーシャルに騙されている国民への重要な問いかけだと感じた.政府の政策の矛盾点が次から次へと出てくるのは、それだけ問題が多いことの表れだ.
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医療というより医療制度とそれを作り出している社会や制度の現状と問題提起の本だった。いろいろ改めて考えさせられた。 ・調子が悪い時も無理して働くことがインフルエンザを蔓延させている。『体調が悪い時は無理して働かない』に激しく同意。迷惑かけない事を第一にしてしまう自分への戒めとなった...
医療というより医療制度とそれを作り出している社会や制度の現状と問題提起の本だった。いろいろ改めて考えさせられた。 ・調子が悪い時も無理して働くことがインフルエンザを蔓延させている。『体調が悪い時は無理して働かない』に激しく同意。迷惑かけない事を第一にしてしまう自分への戒めとなった。困った時はお互い様の社会になってほしい。 ・コロナ当初、家で4日間とか無闇に検査しないは、寝ていれば治る風邪やインフルエンザへの考え方があったのかとも感じた。病態が明らかになってからの検査の考え方はいろいろのようではあったが。 ・自助、共助、公助という言葉を盛んに聞くようになったが、何年も前から自己責任の名の下に自助の包囲網が築かれていたのだと知り愕然とした。 ・国の借金を増やさないための医療費の適正化という言葉に洗脳されていた自分に気づかされた。テレビの報道を鵜呑みにせず判断していかなくてはと思った。
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国が流す情報をすべて鵜呑みにしてはいけない!改めて確認できた。こんな社会を作っているのは誰?為政者だけではなく、日本国民としての自分もこんな社会を作っている一人。反省するとともに、出来ることは何?考えます!
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自己責任論って怖い。 これはインフルエンザをきっかけとした医療や社会について書かれた本だけれど、今読むとどうしてもコロナに関連づけて考えてしまう。 そもそも病や不健康なんて、自分でそうなりたくてなるもんじゃないんだよなぁ……ってなった。 なってしまう環境やそもそもの体質...
自己責任論って怖い。 これはインフルエンザをきっかけとした医療や社会について書かれた本だけれど、今読むとどうしてもコロナに関連づけて考えてしまう。 そもそも病や不健康なんて、自分でそうなりたくてなるもんじゃないんだよなぁ……ってなった。 なってしまう環境やそもそもの体質ってものもあるわけで。 病や不健康に寛容な社会であって欲しいし、自分も心がけよう……自分にも甘くなりたい。
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著者の日本人離れした、忖度しないストレートな姿勢に驚かされます(あとがき)。不調なら休むというあたりまえなはずのことができていない現実を再認識。ただ、それが自分の問題だけではなく、社会にまで影響を及ぼすことを強調している点が著者の卓越したところか。
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