私の証明 の商品レビュー
古本市で見つけて一気読み。読んでるこっちが苦しくなるくらい心がむき出しで、日記なのに言葉が突き刺さるから流し読みしてしまったけど、読むのをやめられなかった。。。正直買うかも迷ったけど(レジに持って行く前に読み終えてしまった)、とてつもなく現実の話だからこそ、これなら読めるみたいな...
古本市で見つけて一気読み。読んでるこっちが苦しくなるくらい心がむき出しで、日記なのに言葉が突き刺さるから流し読みしてしまったけど、読むのをやめられなかった。。。正直買うかも迷ったけど(レジに持って行く前に読み終えてしまった)、とてつもなく現実の話だからこそ、これなら読めるみたいな時がいつか訪れそうで、あと絶対に近所の図書館には入らないと思ったから持っておくことにした。 他の方の感想も読んでいて、skmtさんの感想に深く頷いた。本当にそうだと思った https://booklog.jp/users/skmt1988/archives/1/4910053115
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一気読みでした…今文月さんがここに生きていることを残しているんだっていう強い意志を感じたな。 読んでて苦しくもあったけど、文月さんのこの時期を共有してもらえて良かったなと思った。 あと、生きてるってやっぱりすごい奇跡的なことなんだな。今、「普通」に行きてるけどこの「普通」って奇跡だし異常なのかもとすら感じた。脳梗塞に自分がなってしまうこと、想像つかないけど、そんなことだって起きるかもしれない。文月さんが好きな作家さんからサインしてもらっていた「今を生きてる?」が、文月さんの経験を共有してもらった今響く。
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恋人が脳梗塞の後遺症を患った日からの苦悩を綴ったエッセイ。 自分とは住む世界が違う方だな…と思いつつ、かつて脳の病気を患い脳疾患系の病棟で働く私には様々な共感もあった。自分という人間の弱さとどう決着をつけるか。綺麗事を取っ払った先に未来がある
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本屋トカクでとりあつかっている本の紹介 この本は、ノンフィクションに分類されるんだろうか。 真綿でくびがしまっていくような日々を。 情けなく、泣くしかない日々を。 表にだすのは、言葉にするのは、とても勇気のいる行為だと思う。 わたしは、明るい精神のときに読んで引っ張られたので...
本屋トカクでとりあつかっている本の紹介 この本は、ノンフィクションに分類されるんだろうか。 真綿でくびがしまっていくような日々を。 情けなく、泣くしかない日々を。 表にだすのは、言葉にするのは、とても勇気のいる行為だと思う。 わたしは、明るい精神のときに読んで引っ張られたので、次は『絶望読書 頭木弘樹』みたく、あーあと思うときに読む。 『日記を読み返してみると、都合の良いように現実を歪めて書いている箇所が たくさんあったそんなふうにしなくてはやりきれなかった日々のことを思い出し、それ から、そこに目を向けられるくらいには時間が経ったことを実感した。』
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正直、読み進めていく上でしんどくなった。精神が安定してる時にしか読めない。病気の恋人に対して思う気持ちを赤裸々に綴られてていたたまれない気持ちになった。でも一方で、自分も同じ立場だったらそう思うだろな……そう思ってもいいんだよなって思えて安心した。綺麗事と真反対にいるような話だっ...
正直、読み進めていく上でしんどくなった。精神が安定してる時にしか読めない。病気の恋人に対して思う気持ちを赤裸々に綴られてていたたまれない気持ちになった。でも一方で、自分も同じ立場だったらそう思うだろな……そう思ってもいいんだよなって思えて安心した。綺麗事と真反対にいるような話だった
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筆者は若くて美しい女性だけど、表現にハッと驚かせられることもあった。 でも内容はそこまで印象に残らず。
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夫が文月さんのラジオ(podcast)にお便りを投稿し、それが読まれたと聞いて、まずはラジオで等身大の──ハタチと少しの若い彼女の日常に触れたうえで、そんな彼女が書くものを読んでみたいと思い読み始めた。 2/20(木)、1時間半ほどで一気に読んでしまった。 この勢いは、植本一子...
夫が文月さんのラジオ(podcast)にお便りを投稿し、それが読まれたと聞いて、まずはラジオで等身大の──ハタチと少しの若い彼女の日常に触れたうえで、そんな彼女が書くものを読んでみたいと思い読み始めた。 2/20(木)、1時間半ほどで一気に読んでしまった。 この勢いは、植本一子著『かなわない』を一気読みしてしまったときと同じ。一方で、『かなわない』よりもちょうどいいボリューム感(量も内容も)で、ドラマチック要素と構成の秀逸さからか「物語」として惹き込まれた。 (決して『私の証明』が重くないわけでなく、『かなわない』の構成が秀逸でないわけではない。ワンテーマで対象期間が短く登場人物も少なかったから深く入り込めたのかもしれない。) 読み終わってからも「ユウキさんとお母さんのその後の人生」に思いを馳せたり、「自分だったらどうしただろう」と、会ったことのない文月さんの人生と自分の人生を重ねてみたり。植本作品を含めたいわゆる「日記文学」を読んだ後はいつもこう。 手帳収集家の展示に行って、他人の手帳(日記)を閲覧したときも、同じだった。 隣に居ても会話をしていてもなかなか触れることのできない「人生の生々しい断片」が、これらにはある。
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