標的 の商品レビュー
04月-04。3.5点。 富永検事シリーズ、第二弾。 金沢の造り酒屋の娘、総理も狙える敏腕政治家。福祉ファンドの代表との贈収賄事件で、ファンド代表の元部下が政治家を告発し、富永検事らが動く。 夫婦の絆が凄かった。ラストの検事VS政治家の対決が面白い。
Posted by
女性総理候補の贈収賄の物語。検事、マスコミ、総理候補それぞれに思いがあり面白かった。最後も余韻がありよかった。
Posted by
福祉(サービス付き高齢者向け住宅)についてよく分かりました。 日本が抱える福祉の問題、永田町の黒い部分、表面では分からないことがいつもながら盛り込まれ、新聞記者だった真山仁さんの取材力と文章構成に惹き込まれます。 登場人物像も本当に巧みで、いつも読み終わるまで眠れません。
Posted by
日本初の女性総理候補、特装検事、新聞記者。三者の視点で物語は進んでいく。サービス付き高齢者向け住宅、いわゆるサ高住をめぐる権益。社会派テーマではあるがページをめくる手が止まらなかった。読んでほしい。
Posted by
『コプラティオ』『売国』に続く「権力と正義」シリーズの第三弾にして、冨永検事シリーズの二作目。 冨永を軸に、コプラティオの神林記者も登場し、ワクワクが止まらずあっという間に読了。 真山仁作品はハゲタカシリーズ以外も今のところハズレなし。
Posted by
初の女性総理大臣就任が目前の越村みやびと、みやびの贈賄の疑惑を追う富永、そしてそのネタのスクープを狙う神林。 三者が三者なりの正義を持って行動しているのに、なぜ世の中から疎まれたり、結果的に罪を犯すことになってしまったりするのだろうとすごく考えさせられた。 みやびと俊策のおしどり...
初の女性総理大臣就任が目前の越村みやびと、みやびの贈賄の疑惑を追う富永、そしてそのネタのスクープを狙う神林。 三者が三者なりの正義を持って行動しているのに、なぜ世の中から疎まれたり、結果的に罪を犯すことになってしまったりするのだろうとすごく考えさせられた。 みやびと俊策のおしどり夫婦ぶりが鍵。
Posted by
「標的」 真山仁 1.小説より 「過去の経験値といまの状況の比較検証。 その結果、神業なるものが生まれる。 勘ではない。」 「身の丈にあった生活。その価値観を身につけて、初めてそれぞれがそれぞれの豊かさを知る。」 2.内容 与党女性議員。地盤なし、金なし。ただし世論受け...
「標的」 真山仁 1.小説より 「過去の経験値といまの状況の比較検証。 その結果、神業なるものが生まれる。 勘ではない。」 「身の丈にあった生活。その価値観を身につけて、初めてそれぞれがそれぞれの豊かさを知る。」 2.内容 与党女性議員。地盤なし、金なし。ただし世論受けは良い。 いよいよ現首相から「次の総理をやらないか?」の打診あり。 現首相の狙いは院政でのコントロール。 一方、彼女はそれを知って党内派閥の票の買い占めに走る。 買い占めの事実、資金源を検察が割り出し、いよいよ逮捕へ。。。 3.読みおえて 政治。 民からしたら、向こう側の世界。 報道で知るのは一部であり全体ではない。 記者出身の真山氏だから描ける世界。 「小説だからこそ、ありえない世界にチャレンジしたい。」 この【標的】の世界でもそのチャレンジを感じることができる。 真山仁さんファンは、一読されてみてはいかがだろうか?
Posted by
コラプティオ、売国に続く検察シリーズ第三弾。 このシリーズは良いですね。日本、政治、社会の暗部を深く分かり易く切り取り、今回はサ高住(老後施設)を題材に政府との癒着が絡んできます。 また、このシリーズはキャラ立ちも良くメイン所は声・顔がイメージ出来る程。暁光新聞の東條が良い味出し...
コラプティオ、売国に続く検察シリーズ第三弾。 このシリーズは良いですね。日本、政治、社会の暗部を深く分かり易く切り取り、今回はサ高住(老後施設)を題材に政府との癒着が絡んできます。 また、このシリーズはキャラ立ちも良くメイン所は声・顔がイメージ出来る程。暁光新聞の東條が良い味出してます。重い内容でもこのキャラクター達で面白く読めています。 ただ、毎度ながら最後が尻すぼみ感が否めません。売国もそうでしたが、途中まで大作の雰囲気がありながら急に解決に向かうストーリーは少々残念。ここが変わればもっと楽しめると思いました。
Posted by
日本初の女性総理大臣を目指す越村、初の女性総理は誕生なるか、本当に清く正しいのか、検察はガセとも思える収賄のタレコミをきっかけに捜査を始める。裏でうごめく現職総理や介護ビジネスの利権者たち。 これは最初は主役が誰なのかわからなかったが、どうやら検察冨永シリーズ2作目らしい。 この...
日本初の女性総理大臣を目指す越村、初の女性総理は誕生なるか、本当に清く正しいのか、検察はガセとも思える収賄のタレコミをきっかけに捜査を始める。裏でうごめく現職総理や介護ビジネスの利権者たち。 これは最初は主役が誰なのかわからなかったが、どうやら検察冨永シリーズ2作目らしい。 この作者は余計なまどろっこしい描写がなくて、テンポよく読めるのがいい。最後は気になって寝る時間を越えて一気読みしていまった。 最後も越村の夫が潔い、まあまあ納得の決着。
Posted by
政治がテーマの小説はストーリーがパターン化されている感じがするが、この作品もそのパターン通りという感じ。よくある政治の小説という感じ。だけどまあまあ面白いと思った!
Posted by
- 1
- 2