人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした の商品レビュー

大木亜希子(著者)

2024/02/09

ちょっとした興味で手に取ったけど、はは〜なるほど〜！という感じ。元アイドルでも、結婚適齢期を迎えた女性であれば、SNSの「ご報告」は怖いし、元カレ？に未練もある。仕事に行けない日だって、病気をする時に「このまま1人で良いのだろうか…」と悩む夜もある。等身大の主人公が少しずつ心を前へ進めていく話に共感を持てたし、ササポンさんに感謝したくなった。

2023/12/02

朝日新聞の記事で紹介されていて、気になったので。
30歳前後の多くの女性やその友人が感じたことあるようなイロイロを、彼女が見栄を張ることなく素直に書いてくれている気がする。
それにしても、ササポンはもちろん、友達、お母さん、その他周りの人々にとても恵まれている。

2022/08/14

心の中も全部素直に書かれていた
書き方も読みやすい上に魅力的だった
すごくたくさんのモノをもらった
勇気とか希望とかそういうモノだけじゃなく言語化出来ない何かまで受け取ることができた
この本が自分の一つの居場所になってくれた感覚
その本の中の主人公が今も尚自分と同じように息を吸って同じ時間を生きているんだって思うといろんな気持ちになる

2022/08/09

病んでる時は無理に動かない方がいい。

読みやすいし、どういう経由で赤の他人、しかもおじさんと暮らすことになったのかがとてもポップで重い感じもなく

本当にこういうことってあるんだなぁと納得。

最後まで一気見しました。

2022/04/09

元AKB48グループアイドルが無職になり、赤の他人のおっさんと同居する話で、著者の実体験を綴るエッセイ。
アラサーで彼氏なし・仕事なしで、過去のコンプレックスから劣等感に苛まれて、精神的にも疲弊していた著者が、少しずつ日常を取り戻す話が良かった。特に良かったのは、子どもがいる姉と電話相談していたときに、「いつから人生設計してたんですか？」と著者が疑問に思うシーンだ。
アイドルの夢破れて、心機一転で会社勤めするが、なかなか上手くいかず、想定した人生設計では既に結婚しているはずだが、実際はフリーランスで彼氏もいないという現実を著者は受け入れられない。

他人と比較して、自分の劣等感が際立ち、つらい気持ちになるのは、アラサーのわたしも共感できる点があった

2021/10/23

何かの雑誌の記事でこのエピソードを知って気になってました。
ご本人の言葉で綴られる感情表現と、ササポンとの関係性が良かったです。

2020/06/30

年が近いからなのか、心模様がすごく共感できる。
本書が恋愛をメインに描いているわけではないと思うが、美しく切ない思い出にも胸が締め付けられる気持ちになった。不本意にも相手のSNSを見、傷つき、計算しては時期が被っていなくてよかったと少しほっとし、また傷つき。周りから色んな形で支えてもらって乗り越えていく。自分という姿を受け入れていく。素敵なお話でした。

2020/05/22

　これで終わりではなく、また次の朝が来るというところが、一番共感できる。楽しくても、辛くても、次の日は来る。
　現時点のアイドル達にも話を聞いてほしいな。大木さんには。
　表紙は、本人でした。

2020/01/12

ここ3ヶ月くらいで読んだ本の中で1番面白かったです。
芸能界引退後の特有の喪失系かなぁと思っていたけど、一般人にも当てはまるような内容やった。
ササポンの達観したコメントが、大木さんから描かれているので、非常にリアルで、共感できました。

2020/01/31

今このタイミングでこの本に巡り会えて本当に良かった。
最近は仕事でもプライベートでも、自分の思うようにできない不甲斐なさを感じるときがあって、そんな時にこの物語の中で紡がれる言葉や、結末が悩みに対して適度な距離感で寄り添ってくれるのがありがたいと思えた。すっと読めて心軽くなる一冊。