完全版 韓国・フェミニズム・日本 の商品レビュー
卒業論文の執筆してる時に見つけて、ずっと気になってた本。読んだのは卒論書き終わってからだけど、この本はもっとはやく出会いたかった。 女として生きていく中で、不平等に感じてたこと、自分の価値を下げられてること、そういう経験をしている人は自分だけでないと思った。 この本を読んで思った...
卒業論文の執筆してる時に見つけて、ずっと気になってた本。読んだのは卒論書き終わってからだけど、この本はもっとはやく出会いたかった。 女として生きていく中で、不平等に感じてたこと、自分の価値を下げられてること、そういう経験をしている人は自分だけでないと思った。 この本を読んで思ったのは、自分の価値を自分で下げるようなことは絶対にしないこと。 今後社会に出て、女であることで不当に扱われることが絶対にあると思うけど、自分のことを信じて自分の価値を追求していきたい。
Posted by
これは本当に韓国文学が気になっている人の良い入門書 エッセイは正直いらなかったが、載っている短編や対談、用語集にブックガイドと韓国文学は気になっているけれどどこから手をつければいいかわからないという私みたいな人にぴったり 短編も色んなもの(フェミニズムだけでない)に触れられ、そこ...
これは本当に韓国文学が気になっている人の良い入門書 エッセイは正直いらなかったが、載っている短編や対談、用語集にブックガイドと韓国文学は気になっているけれどどこから手をつければいいかわからないという私みたいな人にぴったり 短編も色んなもの(フェミニズムだけでない)に触れられ、そこから好きな作家を探すのも面白い 個人的には手違いゾンビが非常に面白く一気読みしてしまった でも表紙のよくわからないキャラクターとデザインは残念 このキャラは何?多分ターゲット層を幅広くエンタメ層にも広げるための試みである表紙やエッセイなのかなと思いましたが、載っている短編や対談は良かったためにギャップが… 韓国文学は少し客観的な目線で今日本でも起こっている問題を捉えられる あと文学はいわゆる○○人で表現される国民性もたいなものは記号に過ぎず、個々の様々なキャラクターがあることを改めて教えてくれる 手違いゾンビの主人公など、多分所謂日本人が思う韓国人と大分違うのでは
Posted by
今年は韓国文学を積極的に読んでみよう〜と思ったので、ガイドブックとして。 小説やエッセイ、対談、論考、どれも面白かったけど、「韓国文学一夜漬けキーワード集」、「現代K文学マップ」なんかの企画ものも楽しい。 3年前に、気づいてたかったなあ、自分。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
モルグ・ジオラマ / パク・ミンジョン p73 空間と所属がしょっちゅう分裂した。 p86 性犯罪に遭ったことのない人っているのかな? p138 つまり、まったくこの物語に共感しない・できない読者もいるわけです。でもそういう読者も、共感はしないけど読んで考えるきっかけにはなったと言ってくれる。そこが大事だと思います。「女なら誰でもわかる」というわけではないんですよね。 p141 翻訳文学は日本文学の一部 p186 誰も権威にのっからない。誰のことも踏みつけない。 p201 「日本語で『朝鮮』が書けるか?」 p215 同性愛が既存社会の危機と崩壊を背景に描かれる時、登場人物の「生存」の物語は、新しい社会像への道筋を描き出すのだ。 韓国文学をまだ一冊も読んだことのない自分が手に取った一冊。オムニバスの短編集でもあり、エッセイ集でもあり、指南書でもある。知らないことがたくさん。何から学べばよいのかもわからないくらいで、韓国文学から香る社会性、政治性、批判性のようなものがどことなく気になっているけど、まずは何から手をつければという入門書にもなっています。 エッセイも様々な視座で書かれており、主に総集編という感じでしたが、Moment Joon氏のエッセイというか、問いにはいつも考えさせられる。規定されることに反逆というか、常に葛藤や不遇さに対して真っ向から何故を突きつけてくる。 『フィフティ・ピープル』、『夜よ、ひらけ』などまずは気になったのを読んでみたいと思います。
Posted by
短編も面白いし対談やエッセイ、文学紹介、キーワード集など盛りだくさんでかなりの読みごたえ。図書館で借りたけど読み返したいから買おうかな。
Posted by
韓国文学、フェミニズム、日韓について…ちょうど興味のあったトピックが並んでいて買った。小説やエッセイたちだけでも満足感があるが、ブックガイドやキーワード集などもあってかなり豪華。 韓国文学のリアルで重い雰囲気がこの1冊だけでも伝わってきた。ブックガイドを参考にいろいろ読んでいきた...
韓国文学、フェミニズム、日韓について…ちょうど興味のあったトピックが並んでいて買った。小説やエッセイたちだけでも満足感があるが、ブックガイドやキーワード集などもあってかなり豪華。 韓国文学のリアルで重い雰囲気がこの1冊だけでも伝わってきた。ブックガイドを参考にいろいろ読んでいきたいな
Posted by
『82年生まれ、キム・ジヨン』がなぜ日本でこれだけ受けたのかの解釈が印象的だった。 韓国という少し離れているけれど似ている国にいる人たちに、他力本願な自分がいることを再認識。
Posted by
対談での斎藤さんの『ただ日本文学は、潔癖なまでに倫理的であることを拒否するというか、顕現化させてはならないと考えているところがありますよね。』という言葉に思わずへえーとなった チェ・ウニョンさんの「フェミニズムは想像力だ」の寄稿は面白かったです。
Posted by
現代K文学マップが面白く恨←→愛、POP←→HEAVYの四分割に2014年セウォル号以降文学をかけあわせてみせています。マップには文学以外の分野で表現活動する映画監督(ポン・ジュノほか)や俳優(ペ・ヨンジュンほか)・歌手(BTSほか)も配置され、今まで読んできたK文学とあわせてみ...
現代K文学マップが面白く恨←→愛、POP←→HEAVYの四分割に2014年セウォル号以降文学をかけあわせてみせています。マップには文学以外の分野で表現活動する映画監督(ポン・ジュノほか)や俳優(ペ・ヨンジュンほか)・歌手(BTSほか)も配置され、今まで読んできたK文学とあわせてみると、愛×HEAVY方向のチェックが手薄であることが分かりました。
Posted by
『82年生まれ、キム・ジヨン』をきっかけに、急速に縮まった日本と韓国のキョリ。 それについて、なぜこんなにも人々の心が繋がったのかがコンパクトに纏められた一冊だった。 そのアプローチが、文学からだけでなく、政治や社会構造からされていた点が興味深かった。 韓国のフェミニズム文学の...
『82年生まれ、キム・ジヨン』をきっかけに、急速に縮まった日本と韓国のキョリ。 それについて、なぜこんなにも人々の心が繋がったのかがコンパクトに纏められた一冊だった。 そのアプローチが、文学からだけでなく、政治や社会構造からされていた点が興味深かった。 韓国のフェミニズム文学の素晴らしいところは、日常で感じていた違和感を、ずっしりとした“重り”として、真っ直ぐに対峙するところだ。 ジェンダーに関する違和感は、それに人々が慣れてしまうことが多い。だからこそ、その問題を見過ごしていいものではないと気付かせる“重り化”の過程が必要である。 また、違和感を個人的な問題だと思っていた人たちが、本を通じて共感し合い、社会の課題として捉えさせるという意味でも、今回のムーブメントは価値があった。 内容について個人的に惜しかった部分は、日韓の政治関係と文学を結びつけていくアプローチがあまり理解できなかったところだ。これは、私の知識不足による。 私は私を、100%純粋な日本人だとは思わないし、そう願う訳でもない。文化を共有してきた者として、韓国と日本の歴史についてもっと知っていこうと思った。
Posted by
- 1
- 2