忘却バッテリー(6) の商品レビュー
笑ってまうわ。圭ちゃんがんばってるなあ・・・。甲子園、二回戦くらいまでのふわふわした感じあってすき。
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圭ちゃん智将だし、葉流ちゃん手加減ないし、ぱないわ。マジで野球マンガだ。ギャグマンガじゃない。パイ毛がなかった。
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クソみたいな先輩二人の名前がついに判明する6巻である。 一応記載しておくと、細いヤンキーっぽい青春に憧れが強い方が楠田で、ガタイの良いそこそこ人は良さそうな方が御手洗である。 この巻はいよいよ甲子園が始まるという意味で、大事なスタートの巻なのだが、目を引くのはやはり第35...
クソみたいな先輩二人の名前がついに判明する6巻である。 一応記載しておくと、細いヤンキーっぽい青春に憧れが強い方が楠田で、ガタイの良いそこそこ人は良さそうな方が御手洗である。 この巻はいよいよ甲子園が始まるという意味で、大事なスタートの巻なのだが、目を引くのはやはり第35話だろう。 上述した二人の名前が明かされた34話の後に、帝徳の三年生の話が置かれた構成は、明らかに意図された残忍さだろう。 彼の名前が黒塗りにされているのは、都立のクソみたいな先輩二人と違って彼が「甲子園に出場しないから」に違いない。 どれだけ努力していたとしても、中学から必死に努力し続けたのだとしても、それでも出場しない選手は甲子園において存在しないに等しいのだから。 ごく最近、甲子園優勝校の主将を務めた方が犯罪を犯すショッキングな事件が舞い込んだが、この巻で描かれる「野球しかなくなってしまった少年が、野球を失ってしまう」という業界の残忍さは、あの事件と地繋がりであるようにも感じてしまう。 ものすごく丁寧に、残忍に描かれた35話は、実にこの作品らしい一話だろう。 それをおいても、甲子園に向けて過去の自分と向かい合う圭と、1番打者じゃないとやる気が出ない藤堂など、彼らのキャラ性を立たせつつ物語が進行させる手並みはさすがの一言。 文句なしに星五つ。 相変わらず、凄まじくエモい作品である。たぶん三回くらい35話では泣いた。
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