近代日本を拓いた薩摩の二十傑 の商品レビュー
地元ではおなじみの原口先生著書。行事や史跡の時代考証や解説となるとローカルニュースなどでコメントが放送されることも多いので、あまり歴史に興味がなくてもみな知っている方なのでは。 その原口先生が厳選した近代史を彩った20傑、ひとりひとりが10頁前後で読みやすい。が、教科書と講演会の...
地元ではおなじみの原口先生著書。行事や史跡の時代考証や解説となるとローカルニュースなどでコメントが放送されることも多いので、あまり歴史に興味がなくてもみな知っている方なのでは。 その原口先生が厳選した近代史を彩った20傑、ひとりひとりが10頁前後で読みやすい。が、教科書と講演会の原稿の中間というかんじで、まったく知識に下地のない状態だとところどころ分かりづらい感はある。 こういうの、もっとわかりやすくこども向けにして、なまえとキャッチフレーズと成したたことを書いて、ポケモンカード表みたいな下敷きとかクリアファイルとかにして県下の全小学生に配っちゃえば、名前だけでも刷り込まれて、地元史に関心を寄せる子が増えるんじゃないかなあ。偉業の数々はもっと世に知られていいことばかりで、勉強になった。先人の拓いた時代に立っている私たち。学んでいかねば。 以下20傑備忘録までに 1,島津斉彬(すべては集成館事業からはじまった 2,西郷隆盛(不世出の革命家であり、農本主義者 3,大久保利通(“維新の三傑”にして稀代の政治家 4,桂久武(霧島を開墾した「最後の弓使い」 5,桐野利秋(農人となった人斬り半次郎 6,黒田清隆(北海道を拓いた第二代内閣総理大臣 7,永山武四郎(北海道に体を埋めた「ジャガイモ長官」 8,三島道庸(暴れん坊の土木県令 9,五代友厚(大阪経済を再生した天才 10,村橋久成(サッポロビールを生んだ薩摩人 11,長沢鼎(アメリカに渡ったワイン王 12,前田正名(布衣の農相、全国を駆けて産業おこし 13,知識兼雄(侍から酪農家へ転身 14,加納久宣(他県出身の鹿児島県知事 15,湯地定基(ジャガイモとカレーを普及させた芋判官 16,西郷菊次郎(「西郷どん」を継ぎし者 17,玉利喜造(西郷から「農本主義」を継承 18,丹下梅子(失明を乗り越え、女性初の帝大生に 19,名越左源太(卓越した天才画才で奄美文化を記す 20,田代安定(「忘れられた日本人」、その名は植物に残された
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