世界最終戦争 新書版 の商品レビュー
欧米文明の盟主である米と、アジア文明の盟主である日本が衝突し、勝者が世界の覇者になる。石原莞爾(1889-1949) ※トルーマンは日本の民間人を大量虐殺した戦争犯罪人である。 ******** 石原莞爾。陸軍軍人。満州事変を首謀。シナ事変の拡大に身を挺して反対。日蓮宗系・国...
欧米文明の盟主である米と、アジア文明の盟主である日本が衝突し、勝者が世界の覇者になる。石原莞爾(1889-1949) ※トルーマンは日本の民間人を大量虐殺した戦争犯罪人である。 ******** 石原莞爾。陸軍軍人。満州事変を首謀。シナ事変の拡大に身を挺して反対。日蓮宗系・国柱こくちゅう会の会員(宮沢賢治・近衛文麿の父も会員)。 佐藤鉄太郎。海軍軍人。日本は海洋国家であり、大陸政策にのめり込めば国を滅ぼすと主張。
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大変理論的でわかりやすかった。 本書のキモは、サイパンを要塞化し、防衛に万全を期しておけば、米軍の侵攻を防げたということだ。 東条政権に予備役として軍を追われた、石原を大東亜戦争に投じていれば、日本の運命は違っていたかもしれない。 石原氏は、航空機によって都市が破壊されるこ...
大変理論的でわかりやすかった。 本書のキモは、サイパンを要塞化し、防衛に万全を期しておけば、米軍の侵攻を防げたということだ。 東条政権に予備役として軍を追われた、石原を大東亜戦争に投じていれば、日本の運命は違っていたかもしれない。 石原氏は、航空機によって都市が破壊されることをあらかじめ想定しており、その航行距離からサイパンを防衛ラインとして位置付ければ、本土への空襲は防げることを唱えており、そうした考えをもっていたのは、軍の中では、石原一人であった。 補給路確保のための、戦略資源地域防衛の設定、それ以遠の地域は放棄する。米軍を、それらの前方に留めて、中国問題を外交的に解決する。中国問題が解決したら、日本を中心に東亜共栄圏を確立する。世界は、ソ連、アメリカ、欧州、そして、東亜の4分割に分けて統治する。が最終戦争論の骨子である。 欧州戦争は、ナポレオンを機に前後する。ナポレオン前には、国王の戦争で、高価な傭兵を使った戦争であり、ナポレオンは、兵を確保するため国民皆兵をとって、安価な国民兵を投入して革命的な用兵を導入した。長期的散発的な戦闘であった戦争は、国民皆兵により、短期的全面戦争の時代に突入していくのである。その後、ドイツが発明した、航空機と、戦車などの新兵器をもって2つの世界大戦が勃発していく。 ドイツは、ナポレオンの戦術を徹底的に研究して、フランスに備える。クラウゼヴィッツ、モルトケ、ヒットラーが、ドイツ参謀本部を中心に挙国一致の軍隊を築き上げていく。 後半に収録されている戦争史大観は、ドイツフリードリヒ大帝と、ナポレオン、そして、第二次世界大戦の終了までを俯瞰しています。 目次は、以下です。 本書に寄せて 第1部 最終戦争論 第1章 戦争史の大観 第2章 世界最終戦争 第3章 世界の統一 第4章 昭和維新の目標 第5章 仏教の予言 第6章 結び 第2部 戦争史大観 第1章 戦争史大観の由来 第2章 戦争史大観の説明 第3章 戦争指導要領の変化 第4章 会戦指導方針の変化 第5章 戦闘方法の進歩 第6章 戦争参加兵力の増加と国軍編成 第7章 将来戦争の予想 第8章 現在に於ける我が国防 付章 「戦争最終戦論」に関する質疑回答 石原将軍の臨終
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宗教的なところもあるが、中々面白かった。 原子爆弾による戦争を示唆し、霊的な戦争といった今のサイバー戦争を髣髴とさせるようなことも挙げていたり、軍才があるのだろうなと思った。
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歴史にIFはないが、石原莞爾が戦争指導していたら、と想いを馳せてしまう! 日本の天皇が世界を統治するのが当然の帰結という思想は日本が大東亜戦争に勝利していても叶わないことであったと思うが!
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