エドワード・ホッパー の商品レビュー
図参照の番号が合っていなかったり、文の主述がズレていたりして、出版時に校閲がちゃんとなされたのか疑問が残る本です。内容は面白いのに…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中野京子さんの本から、エドワード・ホッパーのナイトホークに惹かれ、さらにホッパーを知るために読んでみた。 専門的な評論で、素人の自分には難しく、理解度は50%くらい。ホッパーの絵は多くを語らないが故に、鑑賞者が自らを投影しやすいと。なるほど、たしかに、ホッパーの絵の人物は表情が少ないし、街には人々の生きている様子が感じられない。だからこそ、時代も場所も離れた我々が惹かれるそうです。
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著者のホッパー鑑賞体験が書かれてる ホッパーのタッチに迫る解読が欲しい 主観的な感想文ぽさ 不必要な言い回しが読みづらくさせてる
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エドワード・ホッパーの絵を初めて観たのは1993年上野の森美術館のMoMA展での『ガソリンスタンド』だ。その時の展覧会での目玉はゴッホの『星月夜』で、もちろんホンモノを観れて感動した筈だが当日一番心に残ったのがホッパーだった。 以来画集を眺めたり展覧会が開催されると観に行ったりす...
エドワード・ホッパーの絵を初めて観たのは1993年上野の森美術館のMoMA展での『ガソリンスタンド』だ。その時の展覧会での目玉はゴッホの『星月夜』で、もちろんホンモノを観れて感動した筈だが当日一番心に残ったのがホッパーだった。 以来画集を眺めたり展覧会が開催されると観に行ったりするような好きな画家の一人となった。 写実的っぽいのになんか郷愁を感じさせるタッチ。現代的な孤独感。何故そんなに惹かれるのか。自分でもよく説明できない。 そんなモヤモヤ感をクリアにしてくれたのが、この本である。 ホッパーの絵に出てくる人物はどれも表情が無い。絵のストーリー性も主張しない。しかし観る者がそれぞれストーリーを組み立てる。アメリカン・ハードボイルドの世界感に近い。ダシール・ハメットやヘミングウェイに通づる。その手の小説が好きだから惹かれてるのかと納得。そして代表作『ナイトホークス』について語る項では、マイケル・コナリーのボッシュを引き合いに出しており、個人的に、そうそう!と膝を叩く。一度見たら忘れられなくなるような印象をあたえる絵がホッパーなのだ。 あとがきで紹介していた『短編画廊』も是非読みたい本のリスト入り。
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