日本プラモデル 世界との激闘史 の商品レビュー
日本プラモデルの歴史 戦後のプラモデルの変遷と現状について紹介する。プラモデルは子供の頃親しんだ記憶がある。この本で紹介しているのは、主に著者が好きなミリタリー系のプラモデルの話だが、自分の人生とも重なる部分が多く、面白い話がたくさんあった。 日本は1970年から90年代にプラ...
日本プラモデルの歴史 戦後のプラモデルの変遷と現状について紹介する。プラモデルは子供の頃親しんだ記憶がある。この本で紹介しているのは、主に著者が好きなミリタリー系のプラモデルの話だが、自分の人生とも重なる部分が多く、面白い話がたくさんあった。 日本は1970年から90年代にプラモデル先進国となった。自社の提案と共にメディアの影響を大きく受ける産業でもある。昔はテレビなどの影響で爆発的に売れることもあったが、近年は趣味の多様化、価値観の変化、海外メーカーの躍進により混沌とした状況にあるようだ。プラモデルを販売するメーカーの製品のクオリティの話、アイデア、ノウハウなど、プラモデルファンから見た歴史が詳細に語られて面白かった。 ちなみに私のプラモデルの初体験は、子供の頃、父に買ってもらったマッハ号だったと記憶している。その後、艦船模型に目覚めて毎月の小遣いで一隻ずつ建造していった。20隻ほど集めて連合艦隊を揃えたが、父の転勤で引越しした際、ダンボールに梱包した連合艦隊は、新居に到着して蓋を開けたら壊滅していた。私の3年間の労作がゴミになり、プラモデル作りはそこで終了した。 今は完成モデルを買う人が多いが、プラモデル作りは大人が熱中できる趣味だと思う。私も老後の楽しみとして、もう一度挑戦してみたくなった。
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模型業界で繰り広げられる、先進国や新興国との競争は、他の業界にも共通しているようで、身につまされます。
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