ユニコーン 服部 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ユニコーンの名盤『服部』(1989年)を内側から探る30周年記念本。当時のスケジュールを時系列順に振り返ったり、メンバーのインタビュー、当時のエンジニアの方々の証言など盛り沢山の内容。 OT曲の制作過程を深掘りしてほしかったんだけど、OTはさらっと流してた。予想通り。笑 代わりに当時のプロデューサー笹路さんやマイケルさんが裏話を補完してくれている。"大迷惑"のストリングスやPV撮影時のエピソードが面白かった。ピッチが悪いのも良しとする笹路さんも大貢献人だな。 自分の辞書になかったことばかりアウトプットしていったとメンバーが口々に言う、それほどマルチなジャンルで試行錯誤していったメンバーの才能もそうだけど、「それいいんじゃない」ととりあえず軽いノリでやってみるという【基準=面白さ】に憧れるよね。しないといけないなんてことはない、何やってもいいんだ。生き方や楽しさが伝わってくる。時代は変われど参考にしたい。 マルチテープがないというラストの"ミルク"、唯一シンプルなアレンジで当時独身だったOTが書いたという謎もある意味名盤たる所以というか、特に意味はないのだろうに周りが意味を持たそうとするところが興味深かった。 【読了時間:2時間 / 3日】
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こんな企画が通って出版される奇跡。 今はパソコンで安価・簡単にすまされることが、きちんと資金を使って試行錯誤できた豊かな時代の記録。
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2019.12 ああ。そっかー。今があってよかった。再結成して、5人が今ものすごい楽しそうにユニコーン の音楽をしていて、本当によかったなあ。ミュージシャンは尊い。なんて。
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