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やめるときも、すこやかなるときも の商品レビュー

3.8

128件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    52

  3. 3つ

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2024/04/18

タイトルは結婚式での誓いの言葉を彷彿とさせるものである。結婚とは、家族とは何なのかと考えたときに、登場人物の考えと自分自身の考えがあまりリンクせず、ピンと来なかった。暴力を振るう父親は最低。 主人公が、どうして桜子のことを好きになったのかよく分からなかった。大人の恋はそういうもの...

タイトルは結婚式での誓いの言葉を彷彿とさせるものである。結婚とは、家族とは何なのかと考えたときに、登場人物の考えと自分自身の考えがあまりリンクせず、ピンと来なかった。暴力を振るう父親は最低。 主人公が、どうして桜子のことを好きになったのかよく分からなかった。大人の恋はそういうものなのか。

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2024/03/17

窪美澄3作目。それはありえないでしょうと思う最終場面での「真織ちゃん」と主人公の邂逅エピソードも、よかったねと感じられてほんわり暖かな気持ちになれる。それまでのプロセスが一つ一つ積み重なって成就した、そうあってほしかったエピソードと思わせるところがこの作家の筆力なんだと思う。

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2024/02/25

私の感想としては星3.6。 最初のプロポーズから、え、そうなるの?それって運命なの?とか思ってしまったけど、なんだかんだいい方向に行ったり、ちょっと成長もあったり。小説ならではかな。 美しさが垣間見える文章だった。 ただお母さんにはモヤモヤするなー。

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2024/02/23
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解説にも書かれていたが、最初から最後まで「純愛小説」だった。 どこかで、落とし穴や、読者への裏切りがあるのかと心配(期待?)しながら読んだけど、そのままテレビドラマになりそうなキレイな恋愛ものだったな。 読んでスカッとしたい、気分よくなりたい、という時にお勧めだ。

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2024/01/28

ガラスのようなデリケートな関係がとても新鮮で美しい。二人にはゆっくり幸せになってほしい。 間をあけて再読を繰り返してる1冊です。

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2024/01/23
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読了、二作目の窪美澄著。 初恋の人を高校生の頃に、目の前で亡くして以来、 その時期になると1週間ほど声が出なくなる、 家具職人の壱晴32歳。ワケありヤリチン。 子供の頃は裕福だったけれど、父が落ちぶれたことから、家庭が崩壊し、一家の大黒柱となる道を自ら選ばざるを得ないと思ってしまった、生きるのが下手な桜子32歳。処女。 そんなふたりが、歩みより、 人生を共ごすことになるまでの物語。 章ごとに語り手が変わり、 時間軸をなぞるパターンと、 進行するパターンがあり、 「あ、このターンはこっちの目線は無いのか」 と思ったり。 お話自体は面白かったし、 映画にしたら、キレイな画が取れそうだなー、 と、思ったけれど、 壱晴の声がでなくなった原因が、 引っ張りに、引っ張ったのに、 「初恋の女の子の事故死」というのが、 フィクションとして、弱いかな。と感じた。 なので、★は3つとさせていただきました。

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2024/01/14

一気に引き込まれた小説。桜子のようにゆっくり物事を進めることは私にはできないが、幸せになるだろうことが分かったときはウルッときてしまった。

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2024/01/13

心情描写がかっこつけていない、というか、素直というか、生々しいというか。固い決意と脆い自分とと、浮かれる自分と悩める自分が同居する。そんな矛盾してるけど、実際そう。というような2人の主人公をいつのまにか心から応援したくなってしまう物語。 言い換えると自分の家の椅子を確認してしまう...

心情描写がかっこつけていない、というか、素直というか、生々しいというか。固い決意と脆い自分とと、浮かれる自分と悩める自分が同居する。そんな矛盾してるけど、実際そう。というような2人の主人公をいつのまにか心から応援したくなってしまう物語。 言い換えると自分の家の椅子を確認してしまう話。

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2024/01/10
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彼氏がいない女友達とうまく付き合うのが難しい感じがうまく出ていると思った。人生それだけじゃないのに、恋愛も結婚も「する人」がマジョリティだからみんなの当たり前になってしまっていて、自分のペースでって思うことは難しい…。 壱晴の女友達は、理由はなんであれ不倫はどうなのかと思う。友達が不倫をしていたらまずは諌める人間でありたい。 桜子について、心的外傷の理由を知りたいって思っていたのは自分なのに、いざ打ち明けられたら無理なのは身勝手すぎる。それを受けて壱晴が、2人で松江に行こう!ってなったのにもびっくり。 最終的にはハッピーエンドに落ち着いたけど、もうこの世にいない人と競うことはできないから、壱晴は真織と桜子は完全に別の存在として扱わないといけないし、桜子は壱晴の中に真織が存在し続けることを受け入れないといけない。自分だけが愛されることは永遠にないと知った上で一緒に生きていくことは、想像するだけでもとてもつらい。私は耐えられそうにない…。 恋愛って本当につらい。でもつらくない恋愛は、相手のことに別に興味がないような関係は、恋愛とは言わないんだよな…。 p430 結婚ってこういうものかとふと思う。誰かにとって大事な誰かを、誰かに大事にしてほしいと思う気持ち。 捻くれたことを言ってきたけど、人が結婚して家族になることは奇跡のようなことだと思う。

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2023/10/19
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このご本は結婚する前にみんな読んだほうがいい。 でも結婚してるかたにも読んでほしい。。 わたしは本って経験不足なところや考えの至らないところを補填してくれるものだと感じているんだけど、このご本はまさにそう。 結婚ってこんなに大変なことで、こんなに責任のあることなんだな、って考えの至らないところに気づかせてくれて、結婚してくれた旦那さんに感謝の気持ちと愛おしい気持ちがさらに強くなった。 最初は気軽な気持ちでしたらいいよ結婚みたいにさ、って結婚を軽く見てた壱晴が変わっていく様が印象的だった。 真織の話の部分を読んでる時、壱晴はこんなに真織に心が囚われているのに、これから壱晴と桜子はどうなってしまうんだろうと終盤までずっとハラハラした。 桜子が壱晴にこだわる理由はわかったけれど、 壱晴が桜子にこだわる理由がわからなかったので これから解説とみなさんの感想を読むのを楽しみにしています!

Posted byブクログ