#KuToo の商品レビュー

石川優実(著者)

2024/07/21

3.8 パンプスの強制から考える女性解放。男がいかに特権を持っているのかもわかる。選択できることこそが、人権のある社会である。この女性の理解者であると言うだけでは、社会は変わらない。

2023/10/04

【琉大OPACリンク】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB29196368

2022/07/27

石川優実さんを知ったのは、2021年11月30日に発売された著書「もう空気なんて読まない」を購読し、Twitterの#KuTooで靴と苦痛をかけた造語で一躍有名になり、自分の経験を元に、女性として生きていく過去の厳しい体験、そしてフェミニズムについて、縦横に語られた。この書籍をきっかけに石川優実さんを知り、本書が訴えられたために、販売数が伸び悩んでいることを知り、応援の意味で購読した。裁判は勝訴となったが、石川優実さんへの誹謗・中傷や攻撃が続いていることに、日本のジェンダー平等への根深さが深刻であることが認識できる。本書では、Twitterの経過と記録を丹念に追いかけ、いかに攻撃側が理不尽で、欺瞞に満ちたものであるかが綴られる。石川優実さんの主張を「自分が絶対正しい」と言わんばかりに、どうにか石川優実さんを遣り込めようと執拗に攻撃し、言い負かせなくなると論点をずらしてさらに食い下がる人たちが、ある意味においては病的でさえ思える。彼らもまた、被害者で石川優実さんに攻撃することで自分を保とうとしているのか？労働法制など、多面的・複眼的に捕らえた内容に、学ぶことも多く、多くの人が手に取って、学びを深めて欲しいと願っている。

2021/08/31

今まで「当たり前」と思い込んでいたことも、よくよく考えたら「考えること」を放棄していただけかもしれない。

2020/12/25

国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→
https://winet.nwec.jp/bunken/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=BB11449085&opkey=B160888330090459&start=1&totalnum=2&listnum=0&place=&list_disp=100&list_sort=0&cmode=0&chk_st=0&check=00

2020/03/02

#meToo。怒りを抑えて下手に出ていたのを、本気で怒ることにしたら、話をちゃんと聞いて理解してもらえるようになった。仕事でパンプスやヒールを強制されることの問題点を指摘したら、多くの賛同とクソリプをもらった。

まず、そこに押し付けや我慢や苦痛があるということを意識するようになったってことが大きいと思います。

2020/01/28

職場でのパンプス・ヒール強制を無くそうと主にネット上で活動している＃KuToo運動。石川さんが#KuTooを始めた経緯、「クソリプ」への反論、労働問題・ハラスメント問題専門家との対談の大きく分けてⅢ部から構成されている。「クソリプ」に徹底的に反論するようにしている理由や、この運動が#MeTooから派生したものであることなど理解がとても深まる。後半の対談では、独学で練り上げてきた著者の考えが、実は労働法というか法学的な考え方とすごくマッチしていることが浮かび上がって興味深かった。

2019/11/19

世の中には女性がパンプス・ヒールを履かなくなることに不安を感じる人がこれほどいるのかショック！…同時にトンチンカンなリプが必死すぎて爆笑してしまいそうになったが、ひとつずつ誠意で拾われたクソリプにより可視化されたことは勇気ある著者のおかげであって、傍観している私は笑ってる場合じゃなくて…では私ができることとは？