罪のあとさき の商品レビュー
難しい本でした。2人の関係もDVストーカー野郎への対応もどうしてこうなるのか理解できませんでしたが、人の感情なんか理屈じゃないと思うしかないのでしょう。罪を犯した本人が悪いのはもちろんですが、関係者たちはもう少し本気で犯行に至る経緯や動機、本人の状況の解明をすべきです。マスゴミに...
難しい本でした。2人の関係もDVストーカー野郎への対応もどうしてこうなるのか理解できませんでしたが、人の感情なんか理屈じゃないと思うしかないのでしょう。罪を犯した本人が悪いのはもちろんですが、関係者たちはもう少し本気で犯行に至る経緯や動機、本人の状況の解明をすべきです。マスゴミにただ騒がせて終わりでは政治家の裏金や大企業の賄賂と同じ。もっとも、それと同じくらい最悪なのがいじめの隠蔽や猥褻教師の放置などをはじめとする教育現場の惨状ですが。
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おもしろかった。とくにどこかで盛り上がるわけでもなくどんでん返しがあるわけでもない。でもなんかジーンとくる本だった。この人の本は2冊目。2冊ともすごいことが起こるわけではないけど、リアリティがある。
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難しい。正雄の生い立ちからして、100%糾弾できる罪ではないと思うけども…。でも追々知っていくとして、知る前にあんなにのめり込むか、楓?そこは全然理解できない。千尋ちゃんやジロちゃんがいたたまれない。
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個人的にはエッ!?!?ってなるラストだった……。もっと若ければ「運命!!」とか思えたのかもしれないけど、主人公がどうしてそこまで相手の殿方に惚れ込んだのか分からなかったし、その殿方のサイコパスみもやべぇなと思った……。 殺すべき命と守るべき命。。。
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カフェでアルバイトをしている楓 長野の中学生の時の同級生、正雄と横浜で再会する 正雄は中学時代、友人を殺害していた。 そんな正雄から「連絡をください」と言われ… 楓も正雄もなかなかの問題を抱えて、さらに楓の友人であり楓と正雄の同級生の芽衣子もまあまあの問題を抱えてる。 犯罪を犯し...
カフェでアルバイトをしている楓 長野の中学生の時の同級生、正雄と横浜で再会する 正雄は中学時代、友人を殺害していた。 そんな正雄から「連絡をください」と言われ… 楓も正雄もなかなかの問題を抱えて、さらに楓の友人であり楓と正雄の同級生の芽衣子もまあまあの問題を抱えてる。 犯罪を犯したけど、正雄も悪い人じゃなくて苦労もしていて、だけど純粋で、楓もいろいろあるけど、正雄と真っ直ぐ向き合おうとしてくれて 二人が幸せになってくれたらそれでいいわ
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卯月くん家の訳アリ品の蟹を家族で食べるところが妙に心に残りました。 卯月くんの優しいけれどどこか幼い危うさもあるところが、中学と大人時代を織り交ぜられて表現されていき、どんどん読み進めていってしまいました。 受け入れられる渡辺さんは凄いと思いますが、彼女もしたたかな強情さがありますね… とても面白い作品でした!
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最後で締めくくる言葉が素敵で狡いと思った 僕にも大切にしたいと思える命ができたり存在に気付いたりできるのだろうか
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罪を犯して罪を償う 動機が何であれ庇う理由にはならない 罪を償ったからといって無かったことにはならない だからといってやり直す事まで否定されたら… 全てを知って全てを受け入れる きれい事だけではすまない難しいことだと思う
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再読。 今回もかなり複雑な気持ちで読みました。 卯月の犯罪は、理由が何であれ正当化されてはいけないと思います。 殺していい命なんて絶対にないんです。 更生した元犯罪者に対して、楓のような心境になれる自信はないです。 裕子さんや芽衣子の気持ちは良く分かりますが、ホントはそれではいけ...
再読。 今回もかなり複雑な気持ちで読みました。 卯月の犯罪は、理由が何であれ正当化されてはいけないと思います。 殺していい命なんて絶対にないんです。 更生した元犯罪者に対して、楓のような心境になれる自信はないです。 裕子さんや芽衣子の気持ちは良く分かりますが、ホントはそれではいけないのかもしれないですね。
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少年事件を扱った内容ですが、卯月君の全く悪人ではない描写から 重いテーマでありながら、サラサラと読めます。 人とは違う記憶力を持つ卯月君と言語能力に欠けた妹・千尋、病的な心を持つ卯月の母親と頼りない夫。 複雑な家庭環境の中で何とか必死で生き抜いている卯月。 そして永森君を殺...
少年事件を扱った内容ですが、卯月君の全く悪人ではない描写から 重いテーマでありながら、サラサラと読めます。 人とは違う記憶力を持つ卯月君と言語能力に欠けた妹・千尋、病的な心を持つ卯月の母親と頼りない夫。 複雑な家庭環境の中で何とか必死で生き抜いている卯月。 そして永森君を殺害してしまった卯月君の気持ちに寄り添った時、何とも言えない切なさが残りました。 全体に靄が掛かっている様なイメージのストーリーでしたが 理屈では説明出来ない、人生の妙が表現されていました。
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