八丁堀の忍(三) の商品レビュー
倉阪鬼一郎 著「遥かなる故郷」、八丁堀の忍シリーズ№3、2019.11発行。川越藩の大奥への陰湿な根回しで荘内藩は長岡藩への領地替えを。荘内義民一同の願いを受けて忍(しのび)は「忍訴」を仙台藩主伊達斉邦に。病弱の斉邦は「この斉邦、しかと受け止めた。忍、大儀であった」と。病を押して...
倉阪鬼一郎 著「遥かなる故郷」、八丁堀の忍シリーズ№3、2019.11発行。川越藩の大奥への陰湿な根回しで荘内藩は長岡藩への領地替えを。荘内義民一同の願いを受けて忍(しのび)は「忍訴」を仙台藩主伊達斉邦に。病弱の斉邦は「この斉邦、しかと受け止めた。忍、大儀であった」と。病を押して「行かねばならぬ。大事な約があるゆえ」登城、将軍徳川家慶に「畏れながら申し上げます」。領地替えは止めに。しかし、斉邦は帰らぬ人に。忍と名君の一期一会の物語です。
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