図書館からの冒険 の商品レビュー
読み応えのある壮大なファンタジー。 2つの異なる世界が存在していて、紙の表と裏のように影響し合う。 複雑なところは理解できないまま読み進めたけれど、「ゆたかさ」「環境」、そして「ジェンダー」について、考えさせられるセリフはよかった。
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岡田さんのこれまでの傑作群に比べると、残念ながらこの作品は今一つだった。異世界に飛ぶところまでは良かった。安易なデフォに頼らず、異世界に行ったことがあるという叔父さんのエピソードからはじめて、丁寧に図書館からの冒険への扉を開いていく過程はすばらしかった。 でもそこから先がいけない。おそらく発展途上国の乱開発をテーマにしているのだと思うけれど、それをうまく小学生の身近な世界とつなげることができていないように感じられた。もっともそれを判断するのは小学生だろうと思うけど。うちの長男は面白かったと言っていた。
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