消えてください の商品レビュー
「私を消してくれませんか」 ある日出会った幽霊と。 思い出す事が出来たら何か変わるのかもしれないが、こうやって少しずつ歩む方が二人にはあっているのかもな。 「きれいだ」 日常が変わってしまい。 毎日同じように過ぎていくと思うぐらい平和だからこそ、何か変化があった時に正解が分から...
「私を消してくれませんか」 ある日出会った幽霊と。 思い出す事が出来たら何か変わるのかもしれないが、こうやって少しずつ歩む方が二人にはあっているのかもな。 「きれいだ」 日常が変わってしまい。 毎日同じように過ぎていくと思うぐらい平和だからこそ、何か変化があった時に正解が分からず困るのだろうな。 「消えてください」 探し回ってくれていた。 自分のことを押し付け合うような様子を目の前で見せられたら、何を言われたとしても心に響くことはないだろ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最初はあまり主人公のことが好きになれず、読んでいてなんだかもやもやしていた。しかし、物語が進むにつれ変わっていく春人やサキを見てどんどん引き込まれていった。 特に後半からはどうなるんだろうと考えてドキドキしてとても面白かった。 読み終わって分からなかったことがある ●この本の名前である「消えてください」は何故消えてくださいなのか?誰の視点から消えてくださいなのか?「消してください」であれば納得できなくもないがそこが分からない。是非葦船先生の真意を聞きたい。 ●裏面に「君に恋をして『さよなら』の意味を知ったよ」とあるが、『さよなら』の意味とは何か?これはもう少し考えれば分かりそうな気がするので考えることとする。 ●結局サキが消えれなかった理由とは何か? ⚪︎母に向き合う事が出来なくて、それを後悔している これはおそらくサキが思い込んでいるだけで本当の理由ではないと思われる ⚪︎今井君の事が好きでまだ未練がある(何か伝えたい事があるなど) 後半を読んでいる中でこれではないかと思ったがそれだとなぜサキは消えることができたのかが分からない(サキが消えたとは書かれていないが、それを思わせる表現があり、ほぼ確実に消えているだろう) この理由に関しては春人がサキが消えられない理由を分らないことに関して書かれている部分にヒントがあると思われる。 本書を読んでここで終わるのか!と思った。もっともっと続きを知りたいが同時に知りたくないとも思いもやもやしている。そして、葦船先生のファンになった。まだ「引きこもりの弟だった」は読んでないので読もうと思う。
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『私を消してくれませんか』 ある雨の日、僕は橋の上で幽霊に出会った。サキと名乗る美しい彼女は、自分の名前以外何も覚えていないらしい。 ・一日一時間。 ・『またね』は言わない。 二つのルールを決めた僕らは、サキを消すために日々を共に過ごしていく。父しかいない静かな家、くだらない...
『私を消してくれませんか』 ある雨の日、僕は橋の上で幽霊に出会った。サキと名乗る美しい彼女は、自分の名前以外何も覚えていないらしい。 ・一日一時間。 ・『またね』は言わない。 二つのルールを決めた僕らは、サキを消すために日々を共に過ごしていく。父しかいない静かな家、くだらない学校、大人びていく幼馴染。全てが息苦しかった高一の夏、幽霊の隣だけが僕の居場所になっていって……。 ねえ、サキ。僕は君に恋するごとに“さよなら”の意味を知ったよ。
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