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研究不正と歪んだ科学 の商品レビュー

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2021/07/19

単著かと思って購入したのだが、6人の執筆者によるオムニバス形式。重いテーマだが、内容が7つの章に分かれていて、独立しているので、息を入れやすい本だった(一気に読んでしまったけれど)。 STAP細胞事件がテーマだけれど、過熱報道というカバーを外して、研究組織や生命科学・医薬品産業...

単著かと思って購入したのだが、6人の執筆者によるオムニバス形式。重いテーマだが、内容が7つの章に分かれていて、独立しているので、息を入れやすい本だった(一気に読んでしまったけれど)。 STAP細胞事件がテーマだけれど、過熱報道というカバーを外して、研究組織や生命科学・医薬品産業界における現状や不正の原因になり得る問題を一般化していて、過去では無く今の問題を知る本になっている。 大学病院で入院中、しかも研究目的に試料や情報を提供するというタイミングでこの本を読めたのは、これ以上無く当事者意識が高まるタイミングだった(笑)

Posted byブクログ

2020/03/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

STAP細胞事件では、理研において、再現性を否定しただけで、研究不正の認定がなされていない。 ・研究機関運営の倫理 ・オープンアクセスでも、主体がpdfであることに疑問を呈する専門家もいる。ネイチャー社は、データ専門の出版に特化したScientific Dataを創刊している。

Posted byブクログ