この世の春(上) の商品レビュー
やっぱ面白いなあ、宮部さんの時代物ほんとうに好き。上巻では何が起こってるのかなかなか見えてこなかったけど、やっと終盤で物語が動く。続きが楽しみ。
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苦手な作家宮部みゆき。 この世の春 江戸時代の、話で 死霊に取り憑かれた、重興をどうにかしようと試みる タキ。 ほんとに死霊なのか? 今で言う多重人格のようだ。 次の巻が楽しみだ
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時は江戸初期。下野(今の栃木県のあたりか)の北見藩という架空の場所を舞台にした時代小説。 名君主と謳われた北見成興が急逝し、六代藩主となった重興。眉目秀麗で、多くの期待を背負って藩主となった重興が、どうやら気の病に侵され、「五香苑」と呼ばれる館で強制隠居させられているらしい。 そ...
時は江戸初期。下野(今の栃木県のあたりか)の北見藩という架空の場所を舞台にした時代小説。 名君主と謳われた北見成興が急逝し、六代藩主となった重興。眉目秀麗で、多くの期待を背負って藩主となった重興が、どうやら気の病に侵され、「五香苑」と呼ばれる館で強制隠居させられているらしい。 そんな重興のもとに仕えるようにという突然の指令が、元作事方組頭の娘の多紀に下る。多紀は一度は嫁いだものの婚家で心身ともに大きな傷を受け、出戻っていた娘だ。この命が多紀に下されたのは、あの世とこの世をつなぐ「御霊繰」という能力をもつ一族が関係しているという。 重興は何者かに憑りつかれているのか? あるいは、先天性の心の病が発病したのか? それとも、なにかもっと別の忌まわしいことによるものなのか? 心を固く閉ざしていた重興が、多紀の優しさや真っ直ぐな心に触れるにつれ、少しずつ心の風景をあらわにしていく。そこには、藩の重大な秘事とあまりに残酷でいたわしい事実が隠されていた。 (続きはこちら↓) http://blog.livedoor.jp/bunkoya/archives/52598816.html
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時代モノにこの題材は面白いなと感じたが、ヒロインとなるべき女性にそれほど魅力を感じず。 宮部みゆきさんの作品にしては、ちょっと女性キャラの作り込み?に後半特に失速感があるように感じた。
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ミステリーというものが上中下と別れたならば、私にとって最もワクワク感が勝るのは上巻だと改めて実感できた。 与えられた謎の解として無数の可能性が存在する時のワクワク感、これからどの可能性が消え、どの可能性が残るのか。 この感覚が私は最高に好きだ。 お館様にまつわる数々の謎が、誰を...
ミステリーというものが上中下と別れたならば、私にとって最もワクワク感が勝るのは上巻だと改めて実感できた。 与えられた謎の解として無数の可能性が存在する時のワクワク感、これからどの可能性が消え、どの可能性が残るのか。 この感覚が私は最高に好きだ。 お館様にまつわる数々の謎が、誰を軸に縺れた糸を解くのか。奇怪な現象に気味悪さとミステリー要素が重なり、中巻へと続くので、非常にワクワクできた一冊でした。
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読み始めは言葉がちょっと難しくて読みにくい感じがあったけど 直ぐにのめり込んでしまった みたまくり 多紀 新九郎 重興 どのように繋がっていくのか… 続きへ
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最初の方は展開が読めずイライラしてくるが、ミステリーに分類される小説の(上)のため秘密が少しづつ明かされてくる。ちょっと前に読んだ「荒神」に似て、死霊だとか御霊繰とかが出てくるのが宮部氏らしい。(中)(下)と先は長いが、秘密の解明が楽しみになってくる。
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時代物なので言葉が難しいところはあるけれど、調べながら読むのが楽しかったです。 ストーリーも映画を見ているかのようで、どんどん読み進められました。 だけど後半だけ削ってもいいんじゃないか、と思えるほど退屈なところが数ページあったので星4つにしました。
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時代小説とミステリー小説が一緒になっている面白さに一気読みしてしまった。この上巻では、解き明かされていない謎がいくつかあり、推理していく楽しさを感じる。上巻しか読んでいないこの時点で思うことは、亡霊の話しではなく、最後までミステリー小説であろうことに個人的には期待したい。
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宮部みゆきさんの時代物の小説は、本当に読みやすく現代の私達にも分かりやすく描かれていて、とても好きです。 この世の春…。一見時代物の物語ですが、読みすすめるとファンタジー・ラブ・ストーリーにすら感じました。 宮部マジックです!
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