転職の「やってはいけない」 の商品レビュー
主に日本の就業事情に関わる人として、真っ当な意見が述べられた本 著者が1935年生まれと年配な方なので、価値観の相違的に反発してしまうところもあるが、特に日本的環境(終身雇用、年功序列が過去に全盛だったこと)で就職、転職という物を考えるときに、参考となる意見が述べられている ...
主に日本の就業事情に関わる人として、真っ当な意見が述べられた本 著者が1935年生まれと年配な方なので、価値観の相違的に反発してしまうところもあるが、特に日本的環境(終身雇用、年功序列が過去に全盛だったこと)で就職、転職という物を考えるときに、参考となる意見が述べられている 日本的だと思える意見の一方で、キャリアは自分で決められる(決める)というこれからの時代にあった考え方をされている。バランスの取れた柔軟な考え方をされる人なのかもしれない
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企業は、求人は出しているが、採用する必要はない。 20代30代には売り手市場。 有効求人倍率を支えているのは中小企業。 お金と人間関係、これが本音であっても、表に出してはいけない。その仕事がやりたい、という。 求人サイトには3社以上登録しない。情報過多で選べなくなる。 人材紹介会社は1社には絞らない。 余計なことは書かない。面接ではしゃべりすぎない。 自分を成長させたい、という回答を好む。 転職エージェントは、採用されればお金になる=求職者の味方ではない。 中途採用=即戦力。40代は実績で判断される。年齢の壁は越えられない。 転職回数は3回まで。外資系は回数はとやかく言わない。 転職ブームなので、回数でフィルターを掛けざるを得ない。 人材紹介業界は、転職をあおるが実際は採用条件は厳しい。 業種の専門性と職種の専門性、営業でもいまやつぶしが効く職種ではない。市場が細分化している。特定業種の特定職種、をアピールする必要がある。 「社員の人格を認めて、最大の自由を与える会社」 結婚相手探し=まず女性を一人選べ。つぎにその人のなかによいところがあるかどうか、考えろ。 会社選びも同じ。好き嫌いを直感で決めてもよい。 迷ったら転職しない。 3ヶ月以上かかる場合は採用されない。 慰留されても転職は辞めない。 どんな組織でも、生え抜きのほうが有利。役員にはなれない。出世には限界がある。
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転職で絶対やってはいけないことは、お金を目的にすることと人間関係を理由にすることとの事。前者は、通常は、お金を理由にすることが相手に判ると、相当、その会社に必要とされるスキル、経験がある人は別だが、さらに高いオファーがあればそこに行くだろうと思われうまくいかない。後者は、人間関係...
転職で絶対やってはいけないことは、お金を目的にすることと人間関係を理由にすることとの事。前者は、通常は、お金を理由にすることが相手に判ると、相当、その会社に必要とされるスキル、経験がある人は別だが、さらに高いオファーがあればそこに行くだろうと思われうまくいかない。後者は、人間関係を乗り越えられない人は県極、その会社でも人間関係でうまくいかないと思われる。また、求人サイトには3社以上登録しない。人材紹介会社は、面倒見のよいところが見つかるまで登録する等、実戦的なアドバイスがあり、転職を考える人は、一度読まれるとすっきりすると思います。
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2時間程度で読了。 簡潔な説明でわかりやすかった。 人材紹介会社にたくさんアポをとってみようと思う。
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キーフレーズ ・転職でやってはいけないこと、それは自分を見失うこと。 人材紹介会社の観点からどういう心構えでどのような具体的手段で転職をすべきかについて書かれている本。 ドライな内容もあるが、結論としては、いかに人を幸せにできる仕事につけるかが、自分の人生が幸福な人生になるかにおいて重要だと感じた。 転職活動は、自分の仕事人生の棚卸し。 企業がブーメラン社員を再雇用する理由 ・即戦力になる。・採用にかかるコストの圧縮。・雇用のミスマッチが起きにくい。 いまいる会社に、あるいは従事している仕事に、自分の人生を捧げられるかどうか、そこに自信がないときには転職したほうがいい。 成果報酬型の求人サイトのパターン。 採用課金型。応募課金型。 人材紹介会社は、商人として人材の売り込みをおこない、採用された場合は雇用者から対価を受け取る、一種の人身売買業。ある意味、自分を商品化して市場に出すこと。 求人サイトに複数登録することは、逆に人材紹介会社から敬遠されてしまう。人材紹介会社は複数の求人サイトに手数料を払わないといけなくなるから。 スカウトメールは案件の紹介よりも人材紹介会社の選別に使うこと。つまりいい人材紹介会社を見つける手段にすること。 求人サイトはうまく使って必要な情報を手に入れることに尽きる。いいところをひとつだけ選ぶ。 人材紹介会社は逆にいい人材紹介会社を何社か選んで登録しておく。 いい人材紹介会社とは、求人側の企業から信頼されていて、転職希望者の面倒見がいいところ。 いい人材紹介会社を見分けるポイント ・業績のいい会社を選ぶこと。 ・親身になって話を聞いてくれるかどうか。 つまり、口コミを調べたり転職に成功した人から紹介してもらったうえで実際に足を運んで話を聞くことが大切。 人材紹介会社には、求人サイト経由ではなく直接その会社のホームページからやりとりすることをおすすめする。 一社ずつコンタクトをとり自分に合った会社を選ぶ。 特定業種の特定職種での経験と実績をアピールすることが求められる。二重の専門性。 働きやすい会社とは、社員の人格を認めて、社員に最大の自由を与えている会社。 自由がはっきりと認められている会社は風通しがよく、社員に対してチャレンジの機会を積極的にあたえてくれる。 直接訪問して社内を観察する。 最も多くの情報を得られるのは面接時。そのときに社内の様子をよく観察しておくといい。 いくら知名度が高い会社が門戸を開いても、悪い噂が聞こえてきたら疑ってみる。経営に問題がある会社には近づかない。 会社選びは結婚のようなもの。 細かく考えるのはやめて、ここがいいと思える要素がひとつでもある会社を選ぶ。 うまくいった転職は直感で決めたものが多い。細かな情報収集はせず、少ない情報のなかに納得のいく要素が見つかるや、転職を決断し、成功したケースは多い。 30代は能力を伸ばす転職。 自身の成長につながる会社を選ぶ。 この会社にいたら自分は成長できない。100%の力を発揮して、大きな成果をあげることはできない、と感じたら転職はアリ。 やってはいけないこと ・求人サイトには3社以上登録しない。 ただし、紹介会社は10社ほどを登録することをおすすめする。ただ、10社のうちほんとうに面倒を見てくれるのは3社ほどだと思ったほうがいい。 ・余計なことを書くな。 自慢話は書かない。 転職の極意のひとつ 慎重かつ大胆に。 これを最後の転職にするという決意で臨むことが大切。 行動と決断を急いではいけない。 理想的な働き方は、仕事を通してどれだけ人を幸せにし、不幸を少なくしたかによって決まる。 これから従来の仕事の価値観が崩壊し、ますます多様化してくる。 その変化に対して準備をしておこう。 転職でやってはいけないこと、それは自分を見失うこと。
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これまで転職やキャリアの本を読んできた、また実際に転職活動をしてきた身から感想を書きたい。 記載内容には特に真新しいことや「眼から鱗が落ちる」といったものは特段なかったように感じたが、「転職活動・キャリアのことをザーッと、広く浅く理解する」には役立つ本であると思う。 (文量や内...
これまで転職やキャリアの本を読んできた、また実際に転職活動をしてきた身から感想を書きたい。 記載内容には特に真新しいことや「眼から鱗が落ちる」といったものは特段なかったように感じたが、「転職活動・キャリアのことをザーッと、広く浅く理解する」には役立つ本であると思う。 (文量や内容踏まえてもサクッと読めるので、「転職活動しようと思うが、どうやって進めるべきかわからない。かといって、調べることに時間をかけたくない」という方には最適だと思われる。) 個人的な所感ではあるが、下記事項に関する記述があったのは有益であった。 →これまで下記事項に関する情報は、本やネットでもあまり見かけなかったため。 ・年代別の企業が求職者に求めること ・求職者に求める適応能力とビジネススキルの比重 ・人材業界のビジネススキーム ・実績の”自慢話“は不要≒目立った実績は必ずしも必要ではない (事業内容と業務内容でスキルなどは相手も理解してくれる) 各キーワードはメモして、実際に転職活動に励む際に、再度目を通したい。
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人材紹介会社を経営してきた人の転職に関する教え。 転職の半分近くは失敗するので 覚悟を持って転職するように。 一方でしてみないと分からないので、思い切りよく。 と主張している。 個人的な考えとも一致しており 自分の今後のキャリアを慎重に考えようと改めて思いました。
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