正解は一つじゃない 子育てする動物たち の商品レビュー
ものすごく面白かった…!!!研究者さんたちのコラムと育児トークまですごく面白くて、特に野良の雄猫が子育てに関わらないと言われてたのを覆したエピソードが印象深い。読んでよかった本。
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多種多様な動物達の子育ての仕方が紹介されている。 繁殖の仕方や、オスメスの関係性、子との関係性などとにかく多様な子育てを知る事ができて、ヒト社会の中で作られた子育てに対する固定概念や神話への新たな視点をくれる。 子育てという側面に限らず、丁度良い具合にいろんな動物の生態を第一線...
多種多様な動物達の子育ての仕方が紹介されている。 繁殖の仕方や、オスメスの関係性、子との関係性などとにかく多様な子育てを知る事ができて、ヒト社会の中で作られた子育てに対する固定概念や神話への新たな視点をくれる。 子育てという側面に限らず、丁度良い具合にいろんな動物の生態を第一線の研究者から知れる事が面白かった。 タンザニアの森で観察されたチンパンジーの子育てに泣きそうになった
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研究者の方の書いた本とあったので、難しい内容かと思ったが、とても興味深く文章にもユーモアがあり楽しく読めた。子育て経験がない人もおもしろく読める。
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殺伐とした本を続けて読んだ後なので少しは癒された。研究者自身の子育てエッセイがあるのも面白い。 ジュウイチの雛のイラストは最初「なんだこの妖怪二口女みたいなのは?」と理解不能だったが本文を読んで納得。
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動物の子育てについて研究している研究者がそれぞれの専門について簡単に解説していく。 オオカミ・イヌ、霊長類・人間といった、進化の道筋が考えられるような話が面白かった。 人間も進化の途上だな〜。
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子どもができると、オスもホルモンに 変化が出るマーモセット、 里親になるイルカなど、興味深いストーリーが 多い。。 自然科学の本としては異例の 研究者達の子育て体験との対比が 面白かった。
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長谷川眞理子さんの名前があったので手に取った。結局はほぼすべて若手研究者の執筆であった。そして、それぞれがそれぞれの子育て中ということで、そんなエピソードが盛り込まれている。それがまた楽しい。たくさんの種類の動物の子育てが登場する。特に記憶に残るのはクマやペンギン。自分がエサをと...
長谷川眞理子さんの名前があったので手に取った。結局はほぼすべて若手研究者の執筆であった。そして、それぞれがそれぞれの子育て中ということで、そんなエピソードが盛り込まれている。それがまた楽しい。たくさんの種類の動物の子育てが登場する。特に記憶に残るのはクマやペンギン。自分がエサをとることもなく生まれたばかりの赤ちゃんに母乳やペンギンミルク(口から、しかもオスが)を与える。まあ、みな大変な思いをして子育てをしているのです。でも、一方で、産みっぱなしという魚の仲間もいるし(魚でも口の中で育てるケースがある)、だれが自分の子かもわからないから全く子育てに関わらないオスたちもいる。これが多様性なわけですね。子育てに正解はないのでしょう。「子育ては失敗するもの」と言ったのは森毅でした。ところで、本書を読み終わるころ、NHKヘウレーカでおっぱいの研究を紹介していた。その中で特筆すべきは、カンガール―の赤ちゃんの姿。超未熟児で生まれたあと母親のお腹を前足だけでよじ登って袋の中に入る。そして、自分専用の乳首に吸い付く。そこから出る母乳の成分は、発達段階によって変わるのだとか。すごいシステムだ。というか調べた人もまたすごい。もう子育てする機会はないが、今度は孫とふれあう機会が楽しみだ。
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執筆者が全員子育て中の研究者であるという点がユニーク。それぞれの子育てコラムが、執筆者を身近に感じられるようでおもしろい。
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