日曜俳句入門 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
日曜日、新聞の「歌壇」「俳壇」、Eテレの「短歌」「俳句」、楽しく見聞きしています。吉竹純「日曜俳句入門」、2019.10発行。俳句を投稿して楽しもう という本です。
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吉竹純(1948年~)氏は、東京外大フランス語学科卒、電通勤務を経て、フリーのコピーライター。趣味で俳句・短歌を詠み、これまで、毎日歌壇賞、与謝野晶子短歌文学賞、読売俳壇年間賞、歌会始入選などがある。 本書は、趣味として俳句を作り、新聞や雑誌、テレビなどのメディアに投稿し、選を受...
吉竹純(1948年~)氏は、東京外大フランス語学科卒、電通勤務を経て、フリーのコピーライター。趣味で俳句・短歌を詠み、これまで、毎日歌壇賞、与謝野晶子短歌文学賞、読売俳壇年間賞、歌会始入選などがある。 本書は、趣味として俳句を作り、新聞や雑誌、テレビなどのメディアに投稿し、選を受けることを「日曜俳句」と称し、それについての流れ、ノウハウなどを、著者の経験に基づいて紹介・解説したものである。 私は50代の会社員で、最近短歌に興味を持つようになり、半年ほど前から新聞歌壇に投稿を始め、最近ポツポツ採用されるようにもなった。その際、もちろん、お気に入りの歌人(俵万智、穂村弘、東直子、枡野浩一、木下龍也、岡野大嗣ら)による入門書や歌集、多数の現代短歌歌人を集めたアンソロジー等も読み、歌づくりの参考にしてきたのだが、実際に自分が参加している新聞歌壇というものについての基本的な情報がほとんどないのが気になっていた。(最も知りたかったのは、どれくらいの数の投稿があって、従って、どれくらいの確率で採用されるのかだが。。。) そして、本屋でたまたま本書を手に取ったところ、俳句と短歌の違いはあれ、それを新聞、雑誌、テレビなどに投稿する際に知っておきたい、かなり細かい情報が、実際の経験に基づいて紹介・解説されており、即購入し、読み終えたが、とても参考になった。(著者は、短歌も同様に愛好しているとのことなので、ぜひ姉妹本『日曜短歌入門』を書いていただきたい) 特に、新聞俳壇(歌壇も同じ)に関して、「詩歌専門でもないメディアに、一般の読者から寄せられた作品が、その分野で名もあり実力もある選者のふるいにかけられて、毎週掲載される。こんな国は、世界のどこにもありません」、「俳壇の大先生がきちんと読んでくださって、上位で選に入れば評もいただける」、「日曜俳句は、俳句界の第一人者が、先頭に立って選考されている、とても贅沢な場です」などと書かれているのを読んで、(自分はかなり気楽な気持ちで投稿を始めたのだが)改めて気合を入れて取り組んで行きたい思った次第である。 (2021年12月了)
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新聞の俳句投稿欄(俳壇)に投句する楽しみを案内する本。日曜大工のようなものだから日曜俳句。しばらく前は各紙日曜日に俳壇を掲載していたことからも。句会や結社に参加しなくても高名な俳人に見てもらえるチャンスがある。選者の傾向や自分の作風などを考えながら継続的に投句することで俳句を作る...
新聞の俳句投稿欄(俳壇)に投句する楽しみを案内する本。日曜大工のようなものだから日曜俳句。しばらく前は各紙日曜日に俳壇を掲載していたことからも。句会や結社に参加しなくても高名な俳人に見てもらえるチャンスがある。選者の傾向や自分の作風などを考えながら継続的に投句することで俳句を作る力がついてくると掲載句として選ばれたり,選評がついたり,といった楽しみが生まれてくる。ここ数年テレビのバラエティ番組などでも取り上げられることも多くなったが,もともとの俳句人口はかなり多く,小学生も作るし,間口は広い。興味を持った人が俳句を通して日常を丁寧に見るようになればそれはそれで社会が変わりそう。試しに作ってみたけど,陳腐な句ばっかりだなぁ。
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俳句の勉強をしようと思って購入したが、全く勉強にならず。そもそもそういう本ではないということを確かめずに購入したのが悪いのだが、それを差し引いても大して読む価値が無かった。完
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8/19は俳句記念日だそうです。学校行事がないため、暑いだけで季節感もなく空虚な今日この頃。せめて歳時記で粋な季節感を。
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気軽にさくさく読める日曜俳人向けエッセイだが、俳句に原発云々を持ち込むようなことはいただけないと思う。
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