アックス(第131号) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回のコラムは実家のお菓子屋の閉店について書いたのですが、締め切りの都合で閉店の直前であったので、店の最後の最後には至っていないのだった。それで実際の営業最終日、その日も漫画の仕事をしていて仕事場から職人の帰宅時間に間に合うように高速道路に乗ったのに遅刻した。しかし、5時に遅刻して最後の挨拶ができなかったと思っていたら、4時半くらいにとっくに帰宅していたそうだ。その後、6時閉店のところ客足がとだえるまで店の手伝いをして、お客様に惜しむ言葉をいただいて、店員さんには挨拶できた。最後はお客様がいなくなると子どもが店を走り回って遊んで、家族で写真を撮ってシャッターを閉めた。お菓子はほぼ在庫が空っぽになるまで売れた。 その後、NHK特集で『大廃業時代』を見たら、店を畳むタイミングを間違うと、財産全部、家までなくなるという恐ろしい話で、深手を負う前にやめてよかったとつくづく思った。 まどの一哉さんの読みきり『カプセル』がとても変で雰囲気もよくて面白かった。
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