沈黙法廷 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
死体発見から判決まですごく丁寧に書かれてた。 主に警察、弁護士、検察官の視点と1番読者視点に近いと思われる弘志の視点。 700ページ以上あり非常に読み応えがあった。 飽きが来る部分やつまらない部分がなく、スラスラ読めた。 最後の弘志の言葉には泣きそうになった! 2人が幸せになりますように!
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ええよ。佐々木くん。いつもながらの重厚な筆致と頭に優しいストーリー展開。誰の会話かキチンと理解できる記述。何と言っても読んでて安心感があるよなぁ。 しかも、泣かしてくれるエンディング。 長編やけど興に乗ると引き込まれまっせ。
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沈黙法廷っていうから法廷で完全黙秘なのかと思ったらそういうわけではなかった。公判前整理手続の様子も丁寧に書かれていた。
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今の高齢化社会の縮図が描かれている作品。1人の女性の生き方と、今風の六十代男性の生き方が本編を通して描かれている。一方で、脇を固める登場人物が記憶に残らないような断片的な感じが残念でした。
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警察小説+法定小説+少し恋愛小説といったところか。 約束した女性が現れず、焦慮に駆られる男の場面は、恋愛小説の如く。 一転、一人暮らしの老人が絞殺死体で発見される場面になり刑事たちが地道な捜査を続ける警察小説。 やがて浮上した容疑者の逮捕、そして起訴。 ここからは法廷小説。法廷で...
警察小説+法定小説+少し恋愛小説といったところか。 約束した女性が現れず、焦慮に駆られる男の場面は、恋愛小説の如く。 一転、一人暮らしの老人が絞殺死体で発見される場面になり刑事たちが地道な捜査を続ける警察小説。 やがて浮上した容疑者の逮捕、そして起訴。 ここからは法廷小説。法廷での弁護士と検事の丁々発止が続く。容疑者は、約束を違えた女性なのか、そして彼女は犯人なのか。男は悶々としながら、法廷に通う。 公判前整理手続きから詳細に記す冗長ともいえる法廷場面(一部の読者には不評のようだが)は、リアルさを追求する著者ならでは。本領発揮と言っていいだろう。裁判所に行って傍聴せずとも、法廷の雰囲気を味わうことができる。
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高見沢さんの 純粋な愛情を しっかり受け止めて 山本さん 幸せになってほしい 希望はあるが まだまだ 二人に試練は残された 終わりかた
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独居老人が殺害された事件で、逮捕された30代の女性。なぜ彼女は偽名を使ったのか、なぜ付き合っていた男性と突然別れることになったのか、なぜ裁判の途中で突然黙秘し始めたのか等々。なぜ?が裁判を通して少しずつ分かってきますが、今の社会の様々な要素の縮図といったところでしょうか。
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ダイナミックな展開ではなく、裁判と警察の捜査にフォーカスした内容。地味かな?ってのが率直な感想か。 所轄と本庁、県警と警視庁の対立の構図はお決まりのパターン。山本美紀はパッとしない地味な被疑者。ぜんたとして、読み終わってもスッキリするものではなかった。
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セールスマンが訪ねた家で遺体を発見したことから事件の捜査が始まり、途中で「警視庁VS埼玉県警」というような“張り合い”という要素や、「連続不審死?!」と報じられて騒がれるというような曲折も交えながら事件や捜査が展開する。そういう意味で面白い「事件モノ」、「警察モノ」である。が、本...
セールスマンが訪ねた家で遺体を発見したことから事件の捜査が始まり、途中で「警視庁VS埼玉県警」というような“張り合い”という要素や、「連続不審死?!」と報じられて騒がれるというような曲折も交えながら事件や捜査が展開する。そういう意味で面白い「事件モノ」、「警察モノ」である。が、本作はそこに留まらない!逮捕された被疑者が起訴され、公判ということになり、逮捕後から登場の弁護士が活躍する「法廷モノ」という展開を見せる。 非常に贅沢な、盛沢山の内容を含む作品で、本当に頁を繰る手が停まらなくなる。週末に一気に、殊に土曜日は昼から夜に敢えて時間を設けて夢中で読んでしまった…広く御薦めしたい!!
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