ロストフの14秒 の商品レビュー
NHKで放送された番組を見ていたが、改めてこの書籍であの残酷な敗戦を振り返ってみた。当事者である選手や過去の代表監督など様々な立場の人の証言から、良くも悪くも日本人らしい敗戦だったことがわかる。ただしスポーツなど勝負の世界では「良くも悪くも」というような曖昧さは許されず、良いのか...
NHKで放送された番組を見ていたが、改めてこの書籍であの残酷な敗戦を振り返ってみた。当事者である選手や過去の代表監督など様々な立場の人の証言から、良くも悪くも日本人らしい敗戦だったことがわかる。ただしスポーツなど勝負の世界では「良くも悪くも」というような曖昧さは許されず、良いのか悪いのかはっきりさせないと世界では勝てないのではないかと感じた。 以下、印象的な一文(オシムの証言) 故意のファウルは日本人らしくありません。確かにフェアプレーを重視することで日本人は損をすることが多いです。多すぎるかもしれません。いや、間違いなく多いでしょう。望ましい結果が得られなくても、それが日本人なのです。
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Nスぺで同タイトルにて放送された内容を書籍化したもの。 放送された内容と変わるところはほぼ無い。 終章にオシム、ザッケローニ、リトバルスキー、ファビオ・カペッロのコメントが入ってるところだけ新しい内容だった。 映像だと聞き流してしまうところもあったかもしれない。文字として読みな...
Nスぺで同タイトルにて放送された内容を書籍化したもの。 放送された内容と変わるところはほぼ無い。 終章にオシム、ザッケローニ、リトバルスキー、ファビオ・カペッロのコメントが入ってるところだけ新しい内容だった。 映像だと聞き流してしまうところもあったかもしれない。文字として読みなおすことであらためて選手たちの気持ちがより感じられ、大層感心した。ルカクのインタビューがその典型だった。 ---------- 日本とベルギーの違いは何かと聞かれたルカクは、こう答えている。 ルカク 「意思」だと思います。プレミアリーグで2-0というのは、最も危険なスコアです。2-0は、私にとっては0-0です。一つのゴールが入れられてしまえば、すぐにやられてしまいます。今回がそうです。日本は、ベルギーに2-0と先行して、もう本を閉じて、はい、終わりという感じが私にはしました。彼らのプレーを見て、我々が勝つのは分かっていました。1点でも入れば、あとはもう機械的に進みます。そういうことでした。 ---------- 2-0は0-0と同じだと言い切る意思の強さとそれを形作ったプレミアリーグでの圧倒的な経験。 ワールドカップに出場するということは、こんな化け物みたいな連中と戦うということなのだ。
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14秒の出来事をここまで深く掘り下げられることに驚き。何度もハイライト動画を見直しながら臨場感を楽しんだ。あの瞬間に選手たちが考えたこと、感じたこと、プレーの裏側がビシビシ伝わってきた。
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