ホーンテッド・キャンパス 夜を視る、星を撒く の商品レビュー
毎回思うかとても読みやすい そして森司とこよみがもどかしい。掛け合いが読む度にニヤニヤしてしまう。早く付き合ってくれ笑
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
森司くんやこよみちゃんは「おうちデート」で浮かれているというのに、その最中に起きた事件がえげつないほど怖かった。 特に冒頭の心霊番組の収録の話は、初手から本当にサスペンスホラー見ているかのようで怖かったし、完全解決に至らなかったという点でも怖かった。 二つめの話は箸休め的な感覚で怖さはあまりなく、寧ろミステリ要素が強く、謎解きしていく面白さがあって楽しめました。 そこからの三話目、おうちデートのニヤニヤさを吹っ飛ばす怖さ再び。 ホラーとしても十分怖いですが、歴史的事実を絡めての容赦ない現実、そこから生み出された怨嗟が怖かったし、悲しくて。 こんなに息詰まる話を読んだのは久し振りかもしれない。 容赦はない。 決して手を緩めてくれません、このシリーズ。 癒しは恒例になってきたこよみちゃんの暴走くらいだった気がします。 あと、こよみちゃんがやらかす度に世界が美しく見えて仕方ない森司くんと彼に冷静につっこむメンバーとのやり取りとか。 ありがとう、癒し系主役二人、君たちのお陰で怖いだけの話にならないで済みました。 何であれで結婚どころか付き合ってもないのかが今回最大の謎だと思うわ。 今回は読者にどころか本人にも隠してなかったのにね、好きってこと。 特に森司くん、無意識の内にがっつり言ってたのに、こよみちゃんも気づいてないし。 まあ16巻目でもご覧の有り様の二人だから(まあそこが愛おしくもある) 小山内君の件がほぼ決着ついただけでも前進かも。
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「累ヶ淵百貨店」 才能の影に隠れて開花した。 彼女が闇を抱えてしまった原因の全ては、現実を見ようとせず自分たちの欲望の為だけに子供を利用した結末なのかもしれないな。 誰も彼もを欺きやり遂げた彼女だったが自分の身を悪霊に捧げた末路など、しばらくの間は良くとも最期まで付き合うとなると...
「累ヶ淵百貨店」 才能の影に隠れて開花した。 彼女が闇を抱えてしまった原因の全ては、現実を見ようとせず自分たちの欲望の為だけに子供を利用した結末なのかもしれないな。 誰も彼もを欺きやり遂げた彼女だったが自分の身を悪霊に捧げた末路など、しばらくの間は良くとも最期まで付き合うとなると何かしら良くない事がありそうだな。 「渇く子」 成仏したはずが再び現れ。 病気になる少しでも前に彼女が二人の姿を見つける事が出来ていたら、片割れだけ無視をした様な事も起こらず二人仲良く逝くことが出来たろうにな。 彼女の両親が追い詰められて調べる能力なども無くなってしまったのは分かるが、身近な人間が手を差し伸べる所か余計苦しむ様な事を言うのは人としてどうなのだろう。 「赤珊瑚 白珊瑚」 離れ離れにしてならない物。 赤はどれだけの怨みや苦しみを背負ったまま亡くなった者たちを見届け、その血を吸い続けたのか想像もしたくないがあれが現実だからな。 同じ立場から上手く出世したからと見下す様な態度をとった彼女が許せなかったのは、これまで自分の正義を貫き通した結果に絶望したからかもしれないな。
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今回も良かった というか毎度クオリティ高くなっててびっくりする こよみちゃんと森司のかけあい 今回もまた焦れったくて可愛かった
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著者の怪異への向き合い方はすごい。 起きた怪異よりも何故そんな事が起きたのかに着目しているというかなんというか。 それにしてもよく現代の世相を物語に、リアルに取り込んでいるのも見逃せない。 現代のブラックバイト、困窮世帯の話と怪異(歴史上の飢饉)が重なるの、作者ならではのお話...
著者の怪異への向き合い方はすごい。 起きた怪異よりも何故そんな事が起きたのかに着目しているというかなんというか。 それにしてもよく現代の世相を物語に、リアルに取り込んでいるのも見逃せない。 現代のブラックバイト、困窮世帯の話と怪異(歴史上の飢饉)が重なるの、作者ならではのお話である。 ともあれ、カップルの今後がまた楽しみになります。
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