薬剤師に迫るコペルニクス的“転界" の商品レビュー

玉田慎二(著者),小幡豊和(著者),上野敬人(著者),髙塩健一(著者)

2020/09/16

薬剤師必読の一冊。
逆に薬剤師以外の人は買う意味がわからん一冊でもある。ターゲットがピンポイント過ぎて笑える。

しかし、内容はというとシビアな現実がこれでもかと突きつけられる。薬剤師なら涙目確定。おもらし確定。

だけど、だからこそ読む価値がある。

涙目になりながら、一気に読んだ。
そして思った。

薬剤師さんは真面目な人が多い。それこそ、いかにもエキスパート（専門家）らしい人が多い。
しかし、職人的であるとも言える。単純に専門知識を溜め込むだけでは人の役には立てない。それに気付かずにひたすら知識と調剤経験を磨いてしまう。

思うに、もっと多くの薬剤師が幅広い知識を学ばなくてはならない。経済学や心理学、ゲーミフィケーションやマーケティングなどの知識は医療にも必須だと感じる。専門知識だけで誰の役にも立てない薬剤師ばかり。自身も含めてこれを戒めてくれるのがこの本だと思う。

繰り返しになってしまうが、すべての薬剤師が読むべき必読の一冊。